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｢いや白無常しかいねぇぞ！？｣
｢失礼ですね、お兄様もいらっしゃいますよ｣
【んな事いいから前見ろ前】
大切な兄をいない者扱いされてムッとした様子の謝必安に突っ込む。慌てて後ろに跳んだ瞬間 足元にビームが放たれてきた。
爆風で飛ばされつつもしっかり着地する。これは完全に巻き込まれてしまったようだ。
｢これは困りましたね｣
【十中八九自己責任だ このぽやぽや野郎】
｢お、怒らないでくださいお兄様…｣
【怒ってねぇよ。ほらボサっとしてんじゃねえ、来るぞ！】
｢
范無咎は攻撃力に長けているがスピードは遅い。息をつく間もなく叩き込まれるビームを避けるには謝必安が適任なのだ、代わりようがない。
【俺がお前ぐらい速ければ変わってやれるんだがな】
｢そんな寂しいこと言わないでください。補い合って生きてこその私たちでしょう？｣
【それもそうだ】
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
｢ひ、1人で喋ってる…！？｣
｢失礼ですね｣
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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年11月3日 20時
