あの日、ドＳな君に出会った…2【オリジナル】

55話　1人の空間 ページ9

＜Aside＞


私はトイレの個室に駆け込んだ。




トイレって、1人の空間だから落ち着くよなぁ。。






私、神風くんの目を見れなかった。。




神風くんの、柔らかいような鋭いような目を見ちゃったら、今にも泣いちゃいそうな気がして。。




俺はお前のこと、なんでも見抜いてるぞって言っているような眼差し。




…怖くて見れるわけないじゃん。





A「…ｸﾞｽｯ……うぅっ…」


　



　


ｻﾞﾊﾞｧｰｯ



　
　




　


冷たい水の感覚がする。……なんで…？





女子生徒A「ふふっ♪侑莉と雪斗に近づいてるんだからこのくらいしなきゃね♪」




女子生徒B「しかも最近はあの転入生の神風くんとも一緒にいるじゃん？」




女子生徒C「ほんっと最低だよね〜!!」




女子生徒たち「あはははははっwww」





そう言うと、いなくなってしまった。




A「…っく……ひっく…」




私の目から熱いものが流れてきた。







　






ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ




授業の始まりを告げるチャイムが鳴った。

56話　初めてのサボり→←54話　俺との関わり 〜修side〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す