あの日、ドＳな君に出会った…2【オリジナル】

79話 単純 ページ34

なんだかんだで結構楽しかった臨海学校が終了し、実行委員だけがやる片付けに呼ばれていた。



神風「その…悪かったな。俺なんにも出来なくて…。」




A「ううん、ありがとう。」



ほんとは不満たっぷりだけどそれは黙っておく。



神風「…友達も沢山できたみたいじゃねーか。」



A「うん…。」




神風「良かったな。」



と言って頭を撫でる。でもそれは不思議とそんな嫌じゃなくて。




A「も、もうやめてよっ/」



って、強がりをしてみる。




するとニヤッという音が似合いそうな笑みを浮かべ、思ってないクセに。と耳元で囁かれた。



A「〜〜っ//」



どうやら積もりに積もった不満や疲れは吹き飛んでしまったらしい。私はそんなに単純な女だったのだと今この瞬間初めて知った。





神風「さて、ここまでしても気づかない？」






A「…??」



寂しそうな表情。詳しく言うと、捨てられた猫のような。





神風「ふ、ここまで鈍感だったとはな。

良いか？ちゃんと聞けよ？」









・









神風「お前、俺の女になれよ。」

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こんにちはー。
台詞ちゃん回収成功致しましたーっ。
今思ったけど前の話(78話)ほぼセリフだけになってる…。対話体小説っていうの？セリフだけの小説、私苦手なんだけど…。大丈夫かな…。

80話 2度目の__→←78話 謝られたら…

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