夜の時間がやってきた！【オリジナル】 (ページ31)

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３１夜目ページ31

死神「ちょっと出掛けてくる」

幽霊使い「わかった」

吸血鬼「いってらっしゃい」

人狼「気をつけてね」

死神が外に出て行くと人狼がクスリと笑った

その様子に幽霊使いは眉をひそめる

幽霊使い「なんだよ、気持ち悪い」

人狼「いや、なんか家族ってこんな感じかなって思って」

幽霊使い「…は？」

人狼「アンタはそういうこと思ったりしないの？」

幽霊使い「…あんまり」

幽霊使い「そういえば、この家って誰の家なんだ？」

幽霊使いの素朴な疑問を聞いて吸血鬼が話始めた

吸血鬼「元々ここは死神さんが住んでいたそうです。死神さんが山をうろついていた人狼さんを拾ったと聞きました」

そうですよね、と吸血鬼が人狼の顔を見る

人狼「その通り。その後吸血鬼君と出会って、最後にアンタが転がりこんで来たってわけ」

幽霊使い「へぇー、そうだったんだ」

その時、幽霊使いはふっと死神のことを思い出した

幽霊使い「そういえばこの頃死神、出掛けること多くない？」

人狼「あぁ、確かにね」

吸血鬼「なんか悩んでるかんじですよね」