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２４夜目 ページ24
―人間は誰かと繋がりたがる生き物なんだ
死神は昔誰かに言われた言葉を思い出した
死神「人間は繋がりたがる生き物…か」
爽やかな風が吹く
閉じていた瞼を開くと、光で目が眩む
死神は人に“夢”を見せる代わりに寿命を1年分取る
その寿命は自分自身の寿命に足すことも他の人の寿命に足すことも、もちろん使わないこともできる
つまり、死神は生きようと思えば半永久的に生きられるのだ
彼は、そうやって生きてきた
そんな彼の遠い昔の記憶
ユウの事件があり、少しピリピリした雰囲気の漂う家
その雰囲気に耐え兼ね、死神は家を飛び出して来たのだ
草の上に寝転がる死神は一つ悩み事があった
死神「伝えるべきか…伝えないべきか…」
死神の小さなため息はそよ風がさらっていった
＿＿＿＿＿＿
明けましておめでとうございますm(_ _)m
今年も『夜の時間がやって来た！』よろしくお願いします！
1月中は更新が遅くなるかもです
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作者名：ソレル | 作成日時：2017年11月4日 18時
