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『それでね、今日おばあちゃんに本当の事話そうと思うんだ』
「おばあちゃん？」
あ、そうか、菊池くんには両親のこと話してなかったんだった。
『あ、実はね、私両親とももう亡くなってて、おばあちゃんと一緒に暮らしてたんだ』
「そうだったんだ……」
『だから心配させたくないって気持ちが強くて中々言えなかったんだけど、さすがに昨日元気かってLINEが来て、腹をくくったところ』
「……じゃあ、今から電話してみる？」
『え？』
「隣に俺いた方が心強くない？」
ニッと茶化した笑顔でそう言う菊池くんに、不覚にもまた恋に落ちていく。
『……いいの？』
「もちろん」
善は急げ、と私達はテラス席のあるカフェに寄って、アイスカフェラテを2つ注文する。
カフェラテが届いてから、私は菊池くんに見守られながらおばあちゃんの電話帳をタップした。
数コールしてから、おばあちゃんが電話に出る。
「はぁ〜いもしもし」
『あ、もしもしAだけど』
「あっ、Aちゃん！も〜心配してたのよ、最近連絡無いし、元気にしてるの？仕事はどう？」
『うん、その事なんだけどさ……』
私は言葉に気をつけながら、今までのことを話した。
たまに菊池くんへ目をやれば優しい目で頷いてくれて、本当に心強い。
「……そうだったの……教えてくれてありがとう」
『ううん、ずっと黙っててごめんね』
「Aちゃんは優しい子だから、わかってるわよ。おばあちゃんはAちゃんのやりたいことなら何でも応援するよ、頑張りなさい」
『おばあちゃん……』
「人の縁は心の縁、Aちゃんならきっといい巡り合わせが来るから。でも辛くなったらいつでも帰ってらっしゃい」
『うん、ありがとう……』
私はお礼をしてから電話を切ると、心がスッと軽くなって小さく息を吐いた。
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くるみ(プロフ) - 音さん» はじめまして、コメントありがとうございます。ごめんなさい、詳しい表記がしてありませんでしたね……申し訳ありませんでした。次からは表記に気をつけます。リアル設定のお話も今後増やしたいと思っておりますので、またご縁がありましたらよろしくお願い致します。 (2023年2月12日 19時) (
レス) id: befd4e9277 (このIDを非表示/違反報告)
音 - はじめまして。いきなりすみません｡｡｡ この物語はアイドルジャニーズではなくて一般人の設定なんですね｡｡｡ (2023年2月12日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - あいさん» わ〜！コメントありがとうございます✨楽しんで頂けて嬉しいです！とても励みになります〜❤️ぜひ完結までお付き合いくださいっ🥰 (2022年5月8日 19時) (レス) id: befd4e9277 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - すごく好きなお話でワクワクしながら読んでいます。続き楽しみに待ってます！ (2022年5月8日 18時) (レス) @page35 id: ec6f87712f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるみ | 作成日時：2021年4月15日 17時
