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side:Fuma
cafe SMILEを出ると、すぐにAさんからLINEが来て思わず顔が綻ぶ。
律儀だよなぁ。
そこが可愛いんだけど。
あんまり気を使わせてもいけないからとスタンプだけで返事をしてから、俺はある人物に電話をかけた。
駅へ歩きながらスマホを耳に当てれば、10コール目でやっと繋がる。
《ん〜……もしもし、風磨くん〜？》
「よぉマリウス、久しぶりだな」
電話の相手はマリウスという、21歳のマルチリンガルなハーフだ。
しかも俺より背が高くて、さらにイケメン。
親父の通訳として働いていて、1年程前から親交があり仲良くなった。
《もぉ〜こんな時間になに〜？僕寝てたんだけどぉ》
「わり、そっちは夜中か。ちょっと聞きたいことがあってさ」
しまった、時差の事忘れてた。めっちゃ眠そう。
「KCグループの新企業のこと、詳しく知りたいんだけど」
《え……風磨くん何で知ってるの？》
マリウスは俺の発言に驚いたようで、さっきまでの舌っ足らずはどこへやら、もう一度なんで？！と聞いてくる。
「ちょっと小耳に挟んでな、お前なら何か知ってんじゃないかと思って」
《そりゃ多少は知ってるけど……》
「今日じゃなくてもいいから、知ってる事メールで送ってくんない？」
《もう、僕の事召使いか何かだと思ってない？》
「思ってないって、舎弟くらいにしか」
《シャテイ？なにそれ、風磨くんすぐ難しい言葉使う》
マリウスはムッとしたような声を出して、眉を寄せているのが容易に想像できる。
こういう反応が可愛くて、ついからかいたくなるんだよな〜マリウスって。
「んじゃ、夜中に悪かったな、よろしく」
《待ってよ風磨くん！もしかして「あーー何か電波悪いわぁーー」ちょ、風磨くっ》
ブツッ。
俺はマリウスの言葉を遮って無理矢理通話を終わらせた。
するとすぐにうさぎがプンプン怒ったスタンプが送られてきて思わず吹き出す。
そしてさらにメッセージが届いて、俺はそれをジッと見つめた。
【もしかして、考えてる？】
「…………」
俺はその返事に、
【さぁな、でも内密に頼んだ】
とだけ送り、次の面接会場へと急いだ。
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くるみ(プロフ) - 音さん» はじめまして、コメントありがとうございます。ごめんなさい、詳しい表記がしてありませんでしたね……申し訳ありませんでした。次からは表記に気をつけます。リアル設定のお話も今後増やしたいと思っておりますので、またご縁がありましたらよろしくお願い致します。 (2023年2月12日 19時) (
レス) id: befd4e9277 (このIDを非表示/違反報告)
音 - はじめまして。いきなりすみません｡｡｡ この物語はアイドルジャニーズではなくて一般人の設定なんですね｡｡｡ (2023年2月12日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - あいさん» わ〜！コメントありがとうございます✨楽しんで頂けて嬉しいです！とても励みになります〜❤️ぜひ完結までお付き合いくださいっ🥰 (2022年5月8日 19時) (レス) id: befd4e9277 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - すごく好きなお話でワクワクしながら読んでいます。続き楽しみに待ってます！ (2022年5月8日 18時) (レス) @page35 id: ec6f87712f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるみ | 作成日時：2021年4月15日 17時
