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「たまたま気になるとこがあっただけだよ。焦んないで、ちゃんと選んで決めな？また変なとこ捕まっちゃうよ？」
『うん……』
菊池くん、しっかりしてるなぁ。
「まぁ面接も２週間後でまだまだ先だし、ここにはもうちょいお世話になるからさ」
「そうだよ、そんな早く辞められちゃ俺が困るからね！」
私達の会話を聞いていたのか、健人さんは袋を２つ持ってキッチンから出てくる。
そしてその１つを私に差し出しながら、
「Aちゃんも不安だろうけど、出来る限り力になるから、ね？」
と優しく笑ってくれた。
『ありがとうございます』
私は袋を受け取って、改めて２人の優しさに心が暖かくなるのがわかった。
「じゃあ後はやっとくから、今日はもうあがりな。シフト調整は今夜にでもLINEするからね」
健人さんは菊池くんにも袋を渡してそう言うと、私達はその言葉に甘えて先にあがらせてもらい、一緒に駅まで歩く。
「そういえば、ご両親に説明ちゃんとできた？」
『うっ』
そっか、菊池くんにどうなったか伝えるの忘れてた。
『いや〜、その、言えなかった……』
「まじ？大丈夫なの？」
『私一人暮らしだからバレて無いんだよね。だから早く就職先見つけて、事後報告にする』
「大胆w」
『そういう菊池くんだって似たようなもんでしょ？』
「まぁ確かに言ってはないな」
『バレたら海外に強制送還、だもんね』
「それだけは勘弁」
菊池くんはわざとらしくため息を吐いて、口を尖らせる。
そんな菊池くんを見て、親御さんは何の仕事してるの？とか、海外ってどこ？とか、気になることはいっぱいあったけど聞かずに胸に留めておいた。
何となく、踏み込んじゃいけないかなって。
まだ知り合って１週間程。
お互いの事を深く話し合うには早い気がした。
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くるみ(プロフ) - 音さん» はじめまして、コメントありがとうございます。ごめんなさい、詳しい表記がしてありませんでしたね……申し訳ありませんでした。次からは表記に気をつけます。リアル設定のお話も今後増やしたいと思っておりますので、またご縁がありましたらよろしくお願い致します。 (2023年2月12日 19時) (
レス) id: befd4e9277 (このIDを非表示/違反報告)
音 - はじめまして。いきなりすみません｡｡｡ この物語はアイドルジャニーズではなくて一般人の設定なんですね｡｡｡ (2023年2月12日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - あいさん» わ〜！コメントありがとうございます✨楽しんで頂けて嬉しいです！とても励みになります〜❤️ぜひ完結までお付き合いくださいっ🥰 (2022年5月8日 19時) (レス) id: befd4e9277 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - すごく好きなお話でワクワクしながら読んでいます。続き楽しみに待ってます！ (2022年5月8日 18時) (レス) @page35 id: ec6f87712f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるみ | 作成日時：2021年4月15日 17時
