東卍だろうが何だろうが鉄骨娘はひるまない

記憶 ページ43

「こうも長い間平和なのも久々ね・・・」


呪霊にこの世界に飛ばされるまでは、呪霊の討伐や鍛錬で時間が過ぎていく日々が続いたのだ。

元の世界に戻るために元凶となった呪霊を探しているとはいえ、死と死が隣り合わせの殺伐した日常というわけではない。


むしろぬるま湯のような日常を送っていると思ったが・・・・そうでもないかとすぐ打ち消した

「ぬるま湯ってわけでもないか・・・」


呪霊をひたすら祓う日常とは疎遠になったが、代わりに不良のいざこざに巻き込まれることが多くなった


それは少なからず、東京卍會とかかわりを持ったことに影響があるのだろうか

不意に、日常が突然シフトチェンジした元凶の呪霊の姿を頭に浮かべようとしたが・・・


思わず首をかしげてしまった





そういえば自分をこの世界に飛ばした呪霊は・・・・どのような風貌をしていただろうか？



「・・・・嘘でしょ」


自分のうかつさが招いてできた一つの大問題に


おもわず頭を抱えた

遭遇→←？？？

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