武道said ページ24
武道は次から次へくる殴られる痛みに耐えながらも、とある一点に視線が釘付けになっていた
マイキーやドラケン、パーチンにペーやんが背を向けている方向.
武道だから見えてしまった信じがたい光景がそこにはあった
きっと先ほど軽く頭をぶつけたからおかしなものが見えるんだと、そう思いたかった
だが現実武道は今それほど頭が痛いわけではない
幻覚が見えるほど強く頭を打ったわけではないのだ
それによって証明されてしまう
そう、本来空中で静止するはずのない釘が空中にとどまっているのである
重力に従って落ちるはずの釘は一向に落ちる気配がない
完全に静止している
というかなぜよりにもよって釘なのか
いくら何でも物騒すぎやしないか
そう思っていた矢先、静止していたはずの釘に動きがあった
ただし、それは釘に物理法則が戻ったわけではなく、相変わらずそれに従うことなくすごいスピードである一点に飛んでいき、そしてピタリと止まった
・・・・もう訳が分からない
自分はいつの間にか眠っていて夢でも見ているのだろうか？
あぁきっとそうだ。こんなことが現実にあるはずがないのだから
「おい、さっきからどこ見てんだ？あぁ？なめてんじゃねぇぞ」
「っ痛・・・！」
残念ながらこれは現実らしい。髪を引っ張られる痛みを感じながらも、目が覚める気配はみじんも感じなかった
どういうことかと困惑する前に、パーチンに髪を掴まれた手を乱暴に離され、地面に思い切り叩きつけられてしまった
思わず反射的に目をつむり、そして目を開く
無意識に見てしまったのはパーチンの顔ではなく怪奇現象を目撃してしまったところだった
そして見た先の出来事にこの出来事は本当に夢なのではないかと疑った
「(それとも・・・さっき頭強くぶつけちゃったし今度こそ幻覚が見えるようになったのかも)」
武道の目に移っていたのは、先ほどと同じ位置でとどまっている釘
そして薄気味悪い化け物だった
その化け物が見えたのは一瞬ですぐに見えなくなった
見えなくなった後、今までさんざん物理法則を無視してきた釘が、とうとう重力に従って地面に落ちた
次々に起こる怪奇現象に頭の処理が追いつかない。
混乱しきった頭ではこの何とも言えない現象の数々を整理することができない
もはや使い物にならない頭で感じた一つの違和感はなぜすぐに気が付かなかったのかわからないほどの単純なことだった
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ももん - やっば！野薔薇ちゃんめっちゃイケメンそしてクロスオーバー増えろー続き楽しみにしてます！！ (2021年9月20日 1時) (
レス) id: 235b182826 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - 更新待ってました！このお話すごく好きです！野薔薇ちゃんがかっこいい…。続きも楽しみにしてます！ (2021年9月19日 12時) (レス) id: 48c427dff0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し48535号(プロフ) - 更新ありがとうございます！！めちゃめちゃ待ってました！ (2021年8月27日 22時) (レス) id: c71c83be9f (このIDを非表示/違反報告)
まい - 更新待ってましまた！！！ありがとうございます！続き気になるー！ (2021年8月27日 18時) (レス) id: d97db629db (このIDを非表示/違反報告)
トムジェリ(プロフ) - 続きがものすごく気になります！！更新頑張ってください！！！ (2021年8月26日 1時) (レス) id: cc774e2595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まお | 作成日時：2021年7月9日 21時
