傘下 ページ29
「テメェらの頭はうちのマイキーがのした!文句ある奴いるか!!!いねぇなら、今日から
ドラケンの剣幕に、マイキーの圧倒的な実力に恐怖したものはこの倉庫内にいる人間の半数以上だ
それに加えその恐怖心を追い立てるようにパトカーのサイレンが聞こえてきた
純粋な恐怖心に従って恥知らずにもわらわらと逃走を試みる
複雑な感情で顔をゆがめて逃走する
「俺らの勝ちを祝いに来たのかぁ?」
「はははは!にげっぞ〜たけみっち!野薔薇〜」
「あ、え?は、はい!なんでそんなに余裕なんスか・・・」
「呑気よね・・・どうせあいつらは警察にお世話になるギリギリなんてときたまあるんじゃないの?」
「なるほど・・・」
バラバラと倉庫内にいる人間が少なくなっていく中、その残りの
「おい
「あんなんほっといて警察に突き出せば?コイツの経歴ばらせば絶対少年院でしばらくお世話になるでしょうよ」
「自分の頭置いて逃げ出す輩ほっとけるかよ」
「あー・・納得」
今日はよく眠れそうだ。
帰ったら何をしようか、その前にお預けとなったショッピングをしようと頭の中で予定をたてていた
緊張感はすでに消え失せ、気分は楽になった
無意識に警戒の糸をはりつめすぎていたらしい
プラス気分でいっぱいの軽い体は走るのが心地よいと思えるほどだった
『一番危ないのは、一番気を緩めちゃいけない時が、戦いが終わって油断してる時だよ。ほらよく言うでしょ?家に帰るまでが遠足ってさ』
いつかに言われた担任の言葉がなぜか不意に脳裏によぎった
それがいつだったのかはっきりとは思い出せないが、やけに印象に残ったことは覚えていた
思い出した言葉につられるように恐らくまだ倒れているであろうパーチンに視線を向けた
このままじゃ置いてけぼりにするとこだったかもと安易な気持ちで
まだ意識が戻ってなかったらドラケンあたりに担がせようと緊張感の欠片のないことを思いながら
脳内で想像したのはいまだに地面に倒れているパーチン
もしくはフラフラになりながらなんとか立ち上がっているパーチン
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ももん - やっば!野薔薇ちゃんめっちゃイケメンそしてクロスオーバー増えろー続き楽しみにしてます!! (2021年9月20日 1時) (レス) id: 235b182826 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - 更新待ってました!このお話すごく好きです!野薔薇ちゃんがかっこいい…。続きも楽しみにしてます! (2021年9月19日 12時) (レス) id: 48c427dff0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し48535号(プロフ) - 更新ありがとうございます!!めちゃめちゃ待ってました! (2021年8月27日 22時) (レス) id: c71c83be9f (このIDを非表示/違反報告)
まい - 更新待ってましまた!!!ありがとうございます!続き気になるー! (2021年8月27日 18時) (レス) id: d97db629db (このIDを非表示/違反報告)
トムジェリ(プロフ) - 続きがものすごく気になります!!更新頑張ってください!!! (2021年8月26日 1時) (レス) id: cc774e2595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まお | 作成日時:2021年7月9日 21時