JW３ (ページ44)

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それから俺は１週間くらい人を殺し続けていた。

何も考えずに、殺してた。

体力もついてきて、部活でもその体力を発揮していた。

またいつものように眠れない夜を過ごして早朝に人気のない路地に入っていった。

かすかにスプレーの音がした。

なんか描いてるんかな。

俺は興味が沸いて音がする方へ歩いて行った。

紫のパーカーを着た金髪のお姉さんが壁に向かって何かを描いていた。

ストリートアートってやつ？

そのお姉さんが俺に気づいたようで話しかけてきた。

「もしかして君は家出少年ってやつか？」

青「ちゃうし。」

「あ、そうなの。こんな朝早くにパンダみたいな奴、普通出歩かないと思うんだけど。」

そう言うとまた、ストリートアートに向き直った。

青「なんで絵描いてるん？」

「暇だから。昨日の夕方から描き始めた。」

本当に暇そうやな。

「こんな時間帯だと、通り魔にやられるよ。」