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湊「崇裕。そっちはどうだ?」
紫「誰もいない。…息子どこ行ったんやろか。」
あれから八年の年月が流れた。
今は湊が選んでくれた二丁拳銃で現場に出ている。
ここは小さな一軒家。
依頼を受けてここに来た。
子どもが虐待されてたんやって。
警察に言えばいいのになぁ。
アホな友人。
湊「…誰かいるのか?」
湊の視線の先には先ほどまでなかった人形が。
紫「見てくる。」
角を曲がると視線の下に居た。
紫「名前、なんていうん?」
警戒を解くように優しい声で聞いた。
湊「あいつらの息子やろ。」
後ろから小さく声がした。
その時にその子の顔をまじまじと見た。
目に涙を浮かばせている。
紫「なんて、いうん?」
前にしゃがみこんで視線を合わせる。
?「こたき…小瀧、望。」
これが望との出会いだった。
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作者名:ふぇる | 作成日時:2023年1月29日 17時