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思い出のオルゴール ページ11
望side
桃「もう皆がいなくなって3年も経ったんやね。」
カレンダーを見ながら、ぼーっと言った。
オルゴールはまだなり続けている。
紫「本当にいなくなったんかな。綾芽の言った通りにまたどこかで会えるんとちゃう？」
いつもの笑顔はなく、真顔で濱ちゃんは答える。
桃「湊の誕生日にもオルゴールあげるな。メリーゴーランドの。」
紫「誕生日まで生きてるとええけどな。」
前の星奈の一件があって以来、湊はあまり現場に出なくなった。
どうやって死ねるんやろ。
桃「大丈夫やって。あと五か月やもん。」
俺はわざと明るく振舞った。
END
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作者名：ふぇる | 作成日時：2023年1月29日 17時
