JW (ページ7)

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持ち場にまた走って戻る。

桃『涼、そんなにペース上げて大丈夫なんか？』

緑「大丈夫やわっ！」

マイクをオンにせずに叫ぶ。

誰かおらんか…。

マイクをオンにする。

緑「流星、そっちどうや。」

青『順調。あと15くらい。ここから涼見えるで。』

紫『こっち終わったで。そっち行く？』

湊の声が聞こえる。

銃片方でこんなに早く終わるんか。

自分の無能さにも腹がたってきた。

緑「大丈夫やから。俺だけでいけるわ。」

桃『まあ一応向かって。』

ぶちり、インカムから音が消える。

死体が見えてくる。

やはり流星は優秀で、あと数えるほどしかいない。

緑「おい！こっちや！」

相手が振り向く。

引き金を引く。

相手が倒れる。

視界に白い靄がかかる。

緑「あ、まずった…。」

走りすぎて酸素を消耗しすぎて、酸欠だった。

気づいた時には時すでに遅し。

頭がぐらりと揺れ、倒れる。

緑「あかん、死ぬ…。」

何も見えないなか立ち上がろうとする。

銃声がする。