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星奈side

じゅわあという音がする。

俺と流星はまた花火をしていた。

もう俺は現場解禁されたはずなのに、今回の依頼は俺編成に入っとらん。

そのことにイライラしてたらそれを見ていた流星が声をかえてくれた。

流星は天然なわりに周りをよく見ている。

赤「…酒飲みたい。」

花火の音に紛れて言った。

流星が未だに19だから、飲めへん。

前に飲ました時に涼と藤乃にこっぴどく叱られた。

次飲ましたら殺される。

青「星奈、電話来とるよ。」

赤「あ、マジや。」

相手は藤乃。

青「予知能力備わっとるなぁ。藤乃。」

他人事のように流星が言った。

どうせロクな用じゃないやろ。

そう思いつつも電話に出る。

赤「はいはい。星奈。」

黄『お前はよ出ろ。何しとるんや。』

赤「なんやねん。束縛おばちゃん。」

流星も、興味を示して寄ってきた。

スピーカーにしたろ。

黄『せめておじさんにしろ。んで、お前いますぐ歩いて来い。』

…は？

なに言うとるんや、こいつ。

青「何かあったん？星奈にしかできんことってあるん？」

橙『あれ、流星もいるん？2人ともよこせばええんじゃない？涼と同い年やし。』

鈴の声もする。

黄『とりあえず、今すぐきてや。歩けば10分くらいでつくから。』

そうやって一方的に切られた。

青「まあ行こうや。花火しかすることないんやし。」

こうして俺たちは星空の中を歩いていくこととなった。