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桃「幽霊とかでんよね。」
青「しらん。」
怖がりの望が俺の袖を掴む。
そんな俺たちを無視して涼はどんどん進んでいく。
桃「床抜けるかもやから、慎重に進んでや！」
緑「分かった。」
分かってなさそうな声でそう言った。
虫でそうやな。
怖い怖い。
変質者とか出たらどうしよか。
望と一緒に逃げるしかないか。
涼はナイフ持っとるし。
ぎいぎいと床が軋む。
所々腐っている。
地震が来たらぺちゃんこになってまうな、この建物。
緑「居った！」
奥から嬉しそうな涼の声が聞こえた。
桃「居ったって。奥やな。」
俺が一歩を踏み出した途端に視界が下に下がる。
青「あがっ。」
桃「ふげっ。」
床が抜けたと理解するのに数秒かかった。
桃「痛い！流星足！」
青「俺も動かれへんねん。」
ガタン、と音がする。
奥から涼が出てきたらしい。
緑「イケメン二人が何しとんねん。」
プリンが俺らをあざ笑うかのようににゃあと鳴いた。
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作者名：ふぇる | 作成日時：2022年12月24日 12時
