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花火ページ24

流星side

赤「なあ、流星暇。」

銃の手入れ中。

急に部屋に入ってくるなり、星奈はそう言った。

青「暇って言われてもなあ。藤乃のとこ遊び行ってくればええやん。」

洗浄液の刺激臭が鼻に刺さる。

…変えてもらうように言おうかな。

赤「だって今、現場行ってもうとるもん。かまってくれへん。」

先日の一件があり、仕事に入れなくなって暇を持て余している様子。

だからか、最近は夜一人で花火をするようになった。

なんでかって聞いたら…。

赤『花火ってさ、火薬詰まっとるやん。それで行った気分にしとんの。』

夏祭りに行けなかった小学生か。

今は春。

花火なんて売っていない。

その花火はどこから調達してきたんやろ。

青「…花火しようや。」

一瞬顔が曇ったがすぐに、しよう！、と行って部屋を出て行ってしまった。