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桃「こんなとこにいたんか。」
ドアを一つ一つ開けて確認すると、湊の部屋の椅子に座ってた。
紫「あ…おはよ。」
濱ちゃんはそう言ったものの目の下の隈がすごかった。
寝とらんのかな。
桃「なあ、帰ろ。皆待ったるよ。」
紫「今日は家出したいねん。湊、じゃなくて�霤朕鰺気箸靴討い燭ぁ�」
桃「俺はいつでもそうやけど。」
そう言って濱ちゃんは席を立つ。
少しふらついたのは気のせいではないはず。
紫「今日は一緒に家出しようや。なあ？」
家出なんて無理な気がする。
濱ちゃんはどこか上の空。
桃「そんなことしてどうすんねん。」
紫「少し、息抜きしたいんや。」
桃「あんな、濱ちゃ…。」
その時電話が鳴った。
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作者名：ふぇる | 作成日時：2023年6月12日 22時
