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現場 ページ3
桃side
紫「あ、そこ右行った方がええで。左はあかん。」
赤『はいはい。』
流星の事件からはや一か月。
そろそろイルミネーションの季節やねーなんて湊は呑気に話している。
流石に最近少し寒いけど。
紫「イルミとかあんま見たことあらへんな。湊たちと行ったのが最後やな？その時望いたけど覚えてる？」
桃「…今仕事中やで？」
ごめんごめん、と笑って言った。
最近湊は現場に出ない。
仕事があると決まって俺の部屋に来てアドバイスをする。
…たくさんの雑談と共に。
紫「なんや、不満そうやな。」
桃「…別に。」
俺がそう言うと湊は椅子の俺の背もたれに手を置く。
紫「ごめんな。」
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作者名：ふぇる | 作成日時：2023年6月12日 22時
