JW4 (ページ15)

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ある日、俺は仕事の依頼に入っていて帰ってきたのが朝方。

その日は湊と入ってて1人で湊につっこみをするのが大変だった。

最近ちゃんと仕事に行っていて現場の感覚を取り戻してきたらしい。

楽やわ、ほんま。

俺は隣でうとうとしている湊を横目に車を走らせる。

田んぼの景色が見えてきたらへんで湊のつけているインカムから音がし始めた。

俺は運転に集中できないからあまりつけない。

俺は路肩に止めてインカムをつける

桃『あっ、藤乃！湊どうしてるん？』

聞こえてきたのは何やら声を弾ませた望の声。

黄「寝てるわ。んで、どうしたん。」

桃『LINEしたやん！なんで2人とも見てないん！』

黄「なんや、なんや。」

中々要件を言わない望にイライラし始めたころ。

桃『みんながっ…。』

その後に何かの物音。

桃『やっ…。なんでここにおんねん！たすけっ…。』

ぶちっという音ともに何も音が聞こえなくなった。

黄「望…？」

そう呼びかけても聞こえるのは車内に響く俺の声だけで。

ただ事ではないと思い、スマホを確認する。

望からのLINEを確認しても発言が削除された形跡しかない。

あかん、何かに巻き込まれてる。

俺はインカムをつけたままエンジンを再稼働させて、思いっきりアクセルを踏みこんだ。