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「相川くんと愛華ちゃんってほんとお似合いだよね!」
聞きなれた言葉。あんなのと並べられるのは腹が立つけどとりあえず喜ぶフリをしておく。
「ほんと?ありがとー」って。
だって、そう言うとAは分かりやすそうに顔を歪めれくれるんだもん。
それが狂おしいほど大好きなの。
でもねでもね、それってほんとに繊細だったんだなあって。
すぐに壊れたの。僕の勘違いだったのかなってくらいにすぐ。
天月くんとAが付き合い始めた。
勿論そのときは学年中その話で持ち切り。「シンデレラのお話みたいだね」って女の子が話してるのも聞いた。
…シンデレラ?
それってつまり、2人はお似合いで皆に望まれながら一生幸せに暮らして行くってこと?
ふざけるな。僕はそんなの微塵も望まない。
昔から僕たちは愛し合ってたよね?
だから、今更他の人なんて視界に入れちゃダメだよ。そうでしょ?
「分からないなら教えてあげるしかないよね…?」
浮気しちゃダメだよって。痛い目に、遭うよって。
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作者名:結萌 | 作成日時:2021年8月17日 22時