長すぎたﾌﾟﾛﾛｰｸﾞ［恋］ (ページ25)

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【佐久間said】

岩本「おい佐久間ー、まだ行くのかよ」

佐久間「家まで見送るんだよ」

帰り、結局めめを尾行することになった。

しぜーんに会話の中にお母さんの話を出してみたら

どうやら今は家に来ていないらしい…。

となると、あのお弁当は一体誰が作ったのか…

最大の謎を解決するまでは帰れない！！！

佐久間「あっ、曲がった」

めめの家には一回行ったことがある。

一人暮らしのくせに

めちゃめちゃ広いマンションに住んでいる。

岩本「なんか目黒、るんるんじゃね？」

た、確かに…言われてみればそうかもしれない

さっきも楽屋の片付けをしている時のめめは

誰よりも楽しそうだった。

なんて思ってる時、俺は見てしまった…

佐久間「ひかる！あれ！」

岩本「しー！」

ひかるも俺と同じことを思ったのか

目の前に止まっていた車に隠れてめめを覗いた

買い物袋を持った長い黒髪の女の子と

めめが話していたのだ

佐久間「誰？あの子」

岩本「さあ、ファン？」

佐久間「でも、話しかけたのはめめだよな？」

ひかるも不思議に思って眉間にシワが寄る

あの女嫌いのめめが一体どうして…？

自分からは絶対に行かないはずなのに。

ただ思いつくことは…

佐久間／岩本「彼女？」

それはひかるの頭にも過ぎったらしい。

そうだよな？彼女以外に思いつかないもん

.

.

.

岩本「いやいやいや、
もしそうだったら俺たちに言うだろ」

佐久間「じゃあ妹とか！」

岩本「めめは弟だけだぞ」

結局真相は分からずじまい…

その日はひかると推理をしながら帰った。