長すぎたﾌﾟﾛﾛｰｸﾞ［恋］ (ページ21)

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「ご飯食べました？」

まだ玄関で抱きしめていると

Aが心配そうに聞いてきた。

あ、、、あのお粥は俺のだったのか。

目黒「まだ...」

「お腹、痛みますか？頭も」

なんだなんだ...

今日のAはやけに優しいし、

俺の心配をする。

びっくりして目を見開くけど

すぐ嬉しくなってまたAを抱きしめる。

そんな時、ガサガサというビニール袋の音が聞こえた

「あ、これ」

少し身体を離すと

袋の中から何やら瓶を取り出すA。

目黒「俺に？」

「はい、二日酔いしてると思ったから」

何気ない顔でAからそれを渡される。

.......やべえ

嬉しすぎる。

こんな早くからわざわざ買いに行ってくれてたんだ

さっきまで感じてた頭痛が

この瞬間だけ晴れた。

俺はAから薬を受けとって、

まだグイッと彼女を自分に引き付けた。

そのままキスをしようと思ったけど

Aは手で自分の唇を隠した。

「ま、まだ朝ですよ！」

顔を赤くして言う。

可愛い、、

本当はその手を退けてしまいたいけど

俺はそのままAの手を挟んでキスをした。

目黒「じゃあ、夜だったらいいんだ？」

「そ、そそそういう意味じゃ...！」

Aは更に顔を赤くさせたのだった。