第24話 陰陽師 ページ27
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テンショウジュウニケ…オンミョウレン…ジュウニテンショウ…ケガレバライ…？
わ…分かりません…
ろくろ「は…〈入る〉って？」
有馬「簡単に言えば家族の一員になるということさ」
―
り…理解が出来ません…！
ユウト…さん？…バサラ？…オンミョウジ？…陰陽師は歴史とかで少し知っていますけど…
よく分かりません…後できちんと聞きましょう…
「失礼だが、我が膳所家は双星の受け入れは遠慮させて頂く」
わぁ…可愛らしい方ですが…年上…ですかね…
有馬「ちょ、ちょっと美玖さんっ!?」
美玖さんと言うんですね…
―
化野…ということは…紅緒ちゃん？
「…まあ今となっては力を失ったというのも怪しいですがな、化野家は石鏡悠斗というクズを作り出したゴミのような家系…今更島に帰ってきたところで居場所などある筈もなく…」
ｷﾞｭｯ
繭良「し、四季…？(服を掴む力が強く…)」
「…島に戻らずに済むよう、適当な理由をでっち上げただけに決まっとる！兄がクズで家がゴミなら…妹は差し詰め、その残りカスといったところですかな！」
あの人…
紅緒ちゃんを…侮辱しましたか…？
許せ…ません…！
―
ろくろ「…口が悪い人のことを名門って呼ぶんだなっ…!!!」
繭良「ろくろ…！！」
ろくろ君…！
ろくろ君が言わなければ私が言ってしまいそうでした…
―
あの人…膳所斎さんと言うのですね…
私、あの人は好きになれません。
「だが…俺たち十二家の大義も実力も知らねぇ新参者に…でかい顔されっ放ってのも我慢ならねぇっ」
わぁ…綺麗な男性です…
有馬「おいおい天馬」
天馬…さん？
天馬「…丁度これからムキ男とメカ美が禍野に行く予定だったよな!?…好都合じゃねぇか、こいつに十二家の戦いってのを見せてやれよ！！」
マガノ…とは何処でしょうか…？行く場所ではあるみたいですが…
天馬「一度肌で感じれば嫌でも理解するだろうが！《石鏡悠斗を倒す手伝い》どころの話じゃねぇ…《石鏡悠斗と決着をつける》なんて、どれ程自分が寝呆けた台詞吐いてたかってな」
そこは…私も行くんでしょうか？
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作者名：風歌 | 作成日時：2022年3月3日 23時
