45冊目 ページ6
ローズside
オビ「リリィ嬢の、お母さん?」
一人、気付いた子がいるみたいね…
山の獅子の頭(以後、頭)「大丈夫か?ローズ。」
ゴシゴシ
「えぇ。平気よ。」
涙を強くこすって拭き、答える。
リリィ、ごめんなさい。
きっと、私のせいでこんな事態になったのよね。
助けに行った時、貴女は私を見て笑ってくれる?
会えてよかった、と思ってくれる?
分からない。
私には、全部。全部。
貴女に嫌われてしまった、私には_____
〜回想〜
リリィ「なんで、なんで分かってくれないの!?母上、考え直して!!」
「無理よ、これは決まったことなの。」
リリィ「なら、母上は私の幸せを考えてくださらないのね!!」
「っ、何を言ってるの?貴女が幸せになる一番の方法はこれしかないの!!」
リリィ「何も、何も分かってないわ。自分の子供の幸せも分からないの!?」
バチンッ
リリィ「ッ!」
「出ていきなさい。ちゃんと頭を冷やしてくるまで帰ってこないで。」
リリィ「............わかり、ました。」
タタッ
〜回想end〜
あの日、本当にいなくなるなんて思ってなかった。
頭の良い貴女なら帰ってきてくれると思ってた。
そうね、私は貴女の事を何も理解していなかった。
理解しようとしていなかった。
ごめんなさい。
こんな私なんて、
母親失格、
ね。
感謝と謝罪......ちょろっと、お願い。(できれば読んでください。)→←44冊目
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図書館長 - 黒狐さん» スランプ気味ですが、漫画片手に頑張ります! スランプ直ったら書き方変わってるかもです… (2017年8月18日 14時) (レス) id: 95fa91edf4 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 初コメ失礼します。毎回とっても楽しみにして見ています!これからも無理せず頑張ってください!!!失礼いたしました。 (2017年8月16日 23時) (レス) id: f1f9f2f1cd (このIDを非表示/違反報告)
雨宮 純(プロフ) - ちょっと見てきます! (2017年6月4日 22時) (レス) id: b86927d308 (このIDを非表示/違反報告)
図書館長 - 原石が放つ光、というのが初めて書いた歌い手のお話です。めちゃくちゃ短いです。けど色々考えた結果続編を書きました。 (2017年6月4日 22時) (レス) id: e9767118c3 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮 純(プロフ) - うわわ!ありがとうございます!図書館長さんの歌い手小説の題名って、何ですか? (2017年6月4日 22時) (レス) id: b86927d308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋霖 時雨 | 作成日時:2017年3月29日 12時