森の図書館 2

43冊目 ページ4

※ちょっと、私の中ではかなり暴力的な言葉、表現を使っています。不快な気持ちになる方がいるかもしれません。

特に差し支えはないので、嫌な方はとばしていただいて結構です。

････････････････････････････････････････

母様もこんな扱いを受けたのだろうか。

あぁ、体のあちこちが痛む。

汚いよごれた船の中の牢。

白雪たちは逃げることが出来ているのかな。

あの少年、どうなったんだろうか。

怪我、していないといいな。

『ねぇ、白雪達はどこ？大丈夫なの？』

「うるさい！お前は黙ってろ、と言っただろ！」

ﾊﾞｷｯ

すでに傷だらけの体を大きな太い木で殴られ、

『ｯ!？』

声にならない悲鳴が響く。

恐らく骨折したであろう足首にぐりぐりと木がめり込む。

『いった…その棒、ど、けてよ。』

「それは聞けない願いだ。」

ｺﾞｷｯ

嫌な音がした瞬間、痛みがサーッと引いていった。

痛く、なかった。

恐る恐る、足首に目を向けると力なくだるん、と床についていた。

外れては、いない。

大丈夫。

大丈夫。

大丈夫だから、頬を伝う涙よ。

これ以上、溢れないで。

こんな奴の前で弱くなりたくない。

いやだ。

だれか…助けて………

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
だれか…コメントを((殴

ｸﾞﾌｯ

チーン

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