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「理由言ってくれる迄離さないから」


ガッシリ羽織を掴み逃げられないようにすると、善逸は驚きの顔から、落ち着いた表情…に変えて、私の手を羽織からいとも簡単に引き剥がしてしまった。


「そんなか弱い力で男に適うわけないじゃん」

「……!!」

「こうやって掴みかかった相手が男だったら、すぐに形勢逆転されて終わり。こんな風に…」


善逸は私の腕を自身の方向に引っ張って、起き上がらされた私をギュッと抱き締めた

ドキリとした。

私の知っている善逸と掛け離れた力と表情に圧倒されて、全く動けなかった


「……あのさ、何で抵抗しないの!?普通好きでもない男に抱き締められたら殴るよね!?」

「えっ……だって善逸の事好きだもん…」

「は」

「て、話しそらさないでよ!どうして私の事避けるの?」



目と口を大きく開けたまま固まる善逸
目の前で手を振っても何の反応も無い

無視?無視してるの!?
何も教えねーわってこと!?


「善逸!早く言えー!!」

「だああああうるっさいな!!!」

「汚い高音に比べればましだよ。ほら理由!」


善逸のほっぺたをつねりにつねると、観念したのか善逸が口を開いた


「…………〜〜っ、ああもう!!


君のコトが嫌いだからだ!!!」





「お前善逸に嫌いっていわれたんだってな!ガハハハ!!」

「……うるさい…」

「オマケに熱なんか出してやんの。弱!」

「も〜、茶化しに来たなら帰ってよ〜…」

「イヤだね。俺はお前の見張りだ!炭治郎に任されたんだから大人しく俺様の言うことを聞いてやがれ!」


何気に2人の名前正確に言ってる…

あ、私は今伊之助さんに見張られています。
きっと炭治郎は看病をお願いしてくれたんだろうけど、伊之助さんは私のこの状況を面白がって横でゲラゲラ笑ってます。

善逸と炭治郎は任務に駆り出さられたみたいなので、実質この家には伊之助さんと私とおばあさん呑み。


おばあさんは買い出しに行っているため、今現在二人きりという状況なので
助けを呼ぼうにも呼べないのです


「ハァー、何で俺だけ留守番なんだよ…!」


と最初は喚いていたが、私といういじりがいのある玩具を見つけたからか今はものすごくご機嫌です。

悪魔か。


「伊之助さん、水を貰えませんか?」

「これか?ほらよ」

「ありがとうございます」


でもとっても意地悪ってわけではないんだよなぁ

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸   
作品ジャンル:恋愛
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なつな(プロフ) - めーぷるさん» どうでしょうかね…?((コメントありがとうございます!! (2019年12月21日 0時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - 夢衣さん» そう……です!!!← (2019年12月21日 0時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷる - まさかまさか、夢主鬼説…?違うか…。 (2019年12月17日 22時) (レス) id: 565358e56d (このIDを非表示/違反報告)
夢衣 - 22話の善逸のセリフって!!!!もしかして伏線だったりするんですか!?!? (2019年12月17日 8時) (レス) id: 49eb77c72b (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - 美波音さん» わぁぁあ久しぶりのコメントありがとうございます!!!!!!!!!受験生なので更新する間がだいぶ空いちゃうかもしれませんがゆるゆる頑張ります! (2019年12月11日 20時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつな | 作成日時:2019年9月1日 16時

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