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じゃあ、2人は最初から私が『普通』じゃない事には気づいていたのだろうか


気づいていて、2人は私に優しく接してくれたのかな

特に善逸は……数年前からの付き合いだ

その時からもし知っていたのだとしたら……。


「__あの、1度私の屋敷にいらしてみませんか?色々と調べたい事もあるので」



…行きたい。

きっとしのぶさんの屋敷へ行けば何かしら手掛かりを掴める

だけど__


「…ごめんなさい、友人を待つ約束があるので…今日は行けないです」


「あぁそうですよね、ではまた近いうちに。……因みにそのご友人って…?」


頭を横にこてんと倒して、しのぶさんは問いかけてきた


ここで善逸の名前を出すのは…良くない気がする。


善逸は全て知っている様子だった

そしてしのぶさんは先程善逸の名前を出したから善逸の知り合いで間違いない

私が名前を出す事で、話を聞こうと善逸の所にしのぶさんが向かってしまうと、宇髄さんが言った通り他の柱が善逸を囲む形というのができてしまう


なんとかして誤魔化さないと!!

えっと…誰か…鬼殺隊じゃなくて他の友達とか知りたいの名前…!



「か、楓という名前の人です!!浅草で働いているんですよ!」


ごめんなさい楓さん、今だけ名前をお借りします!!


「そうなんですね。…あれ?でも浅草で働いているならその方は浅草で待っているのでは?」


「う゛」



どうして浅草で働いているという情報まで言ってしまったの私…!?

そうだよそもそもこの列車は浅草行きなんだから、追いかけてきてくれる人が浅草住みってなんじゃそれ!だよね…



「え〜と、最近私の故郷に遊びに来てたんです!」

「…」


ど、どうしよ、しのぶさんかなり疑ってるよ

微笑みながらの疑いの目が怖い!


しのぶさんに表向きでは笑顔を向けながら、頭の中でどうしようどうしようと必死に考えていると


床が軋む音と足音が同時に後ろの方の席から聞こえてきた。

それはだんだんと近づいて来る


あれ…てっきりしのぶさんがこの号車の乗客を全て移動させたとばかり思っていたけど、普通に人はいたんだ…?



音がすぐそこまで来た所で、向かいに座っていたしのぶさんが微笑むのをやめた

そして


「やっと見つけた、A」


聞き覚えのあるような、優しい声が頭上から響く


顔を上げてみるとそこには


「やぁ」




「楓さん!?!?」




本物の楓さんがニコリと微笑んで私を見下ろしていた

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸   
作品ジャンル:恋愛
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なつな(プロフ) - めーぷるさん» どうでしょうかね…?((コメントありがとうございます!! (2019年12月21日 0時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - 夢衣さん» そう……です!!!← (2019年12月21日 0時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷる - まさかまさか、夢主鬼説…?違うか…。 (2019年12月17日 22時) (レス) id: 565358e56d (このIDを非表示/違反報告)
夢衣 - 22話の善逸のセリフって!!!!もしかして伏線だったりするんですか!?!? (2019年12月17日 8時) (レス) id: 49eb77c72b (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - 美波音さん» わぁぁあ久しぶりのコメントありがとうございます!!!!!!!!!受験生なので更新する間がだいぶ空いちゃうかもしれませんがゆるゆる頑張ります! (2019年12月11日 20時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつな | 作成日時:2019年9月1日 16時

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