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「…これでちょっとは俺の事、意識してくれるといいなぁ…なんて…ってA！？」
「ごめんやっぱり別の部屋で寝ます！！」
「え、ちょっ！！」
枕と掛け布団を抱えて立ち上がり、勢いよく善逸の部屋から飛び出して逃げた。
本当なら答えてあげなくちゃいけないのに
善逸の気持ちを知りながら、逃げてしまったのだ。
・
息が苦しい
走ったりした訳でもないのに胸が詰まりそうになる
今まで使わせてもらっている部屋で、まだ冷めることを知らない私の顔を両手で抑えながらしゃがみこんだ
寒さなんて微塵も感じない
今が冬だと忘れてしまうほど、あの瞬間が私にはあつすぎて
溶けてしまいそう…。
「……ぁぁもう、私のばか〜っ！！」
ただただ逃げを選んだ自分を悔いて責めること数刻
「い、いつの間にか朝に…！？」
気づけば障子から陽の光が差し込んで部屋が明るくなっていた
一睡もしていない体にしては全く眠気などなく、むしろいつもより目が冴えている
敷布団は善逸の部屋に置いてきてしまったから、枕を畳に置き、そこに寝転んで上から掛け布団を被せてなんとか眠りにつこうとするも…眠れない
……あ、もしかして昨日の夜倒れた時に軽く寝てしまったから…？
「なら寝なくてもいいかぁ」
掛け布団をひっぺがして起き上がる
すると
「ん？寝ていないのか？」
目の前には音を一切立てずに現れた炭治郎が立っていた。足元には……敷布団…？
「ひぇっ、炭治郎！？」
「おはようA。ところでさっきの発言はどういう意味なんだ？」
わ、赤い瞳がメラメラと揺れておりますけれども…これかなり怒ってらっしゃる！？
「えっと……二度寝…そう二度寝するのやめようって意味！！」
「そうかそうかぁ〜じゃあ今すぐ眠ろうなぁ」
「え゛」
そうだった、炭治郎は鼻で何でもわかっちゃう人だった
嘘をついているかどうかなんて簡単に暴かれてしまう
…もう炭治郎の前で嘘つかないようにしよう
「炭治郎ごめん嘘ついた！でも本当に眠れなくて……！」
「何故だ？」
「それは……その…」
「…何か訳があるなら聞くよ。俺は長男だから、人の悩みを聞くのは慣れてるんだ。」
「！、ほんと……？」
そう言ってくれた炭治郎に、私はこの夜沢山考えた事を話すことにした。
気持ちを伝えてくれた善逸にこれからどう接していけばいいか、それを相談したいんだ。
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なつな(プロフ) - めーぷるさん» どうでしょうかね…？((コメントありがとうございます！！ (2019年12月21日 0時) (
レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - 夢衣さん» そう……です！！！← (2019年12月21日 0時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷる - まさかまさか、夢主鬼説…？違うか…。 (2019年12月17日 22時) (レス) id: 565358e56d (このIDを非表示/違反報告)
夢衣 - 22話の善逸のセリフって！！！！もしかして伏線だったりするんですか！？！？ (2019年12月17日 8時) (レス) id: 49eb77c72b (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - 美波音さん» わぁぁあ久しぶりのコメントありがとうございます！！！！！！！！！受験生なので更新する間がだいぶ空いちゃうかもしれませんがゆるゆる頑張ります！ (2019年12月11日 20時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつな | 作成日時：2019年9月1日 16時
