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善逸と色々お店を回っているうちに日は沈み、空には見慣れた星空が広がっている。


私の横や前を通り過ぎていく人達の中に子供の姿は見えない。

もう、大人の時間なのだ。


何処で善逸と離れてしまったのだろう…

確か先程まではちゃんと隣にいた筈なのに


下手に動くより、まだここで待っていた方がいいと思ってお店の外の隅で立ち尽くす。


また…ここで迷子になっちゃった

そして、また、ここで善逸を待っている。


情けないなぁ…。


こんなんだから嫌われちゃうのかな



ぼーっと星を見上げていると、私の前に身なりの綺麗なお爺さんが現れた。そして、じっと私を見つめるないなやこう言った。


「お嬢さん、もしかしてその髪色と瞳…あっちの人かい?」


あっちの人というのは、もしかして…


「母親がそうなんです。私は半分だけで」


「はぁ、どおりで。一人でいるのは危険だよ、特に君みたいな美人は」


「お気遣い感謝します。でも人を待っているので…」


「そうかい。……あぁそうだ、さっき向こうの方に君と似たような髪色をした男を見かけたよ。ご兄妹かな?」


お爺さんはその見かけた方向を指さした。

私の似た髪色って…善逸だよね!?


「!!、いえ、友達です!私が待っていたのはその人です!」


「なら早く行っておいで。まだ追いつくと思うよ」


「教えて下さりありがとうございます!」



お爺さんにぺこりとお辞儀をして、示してくれた方向に走り出す。


なんて親切な方なのだろう…私ここに来てから誰かに助けられてばかりだ…っ!!





一人一人顔を確認しながら当たりを見渡すも、善逸はどこにも見当たらない


おかしいな…もう少し進んだら街を出てしまう


もう既に私を置いて帰ったりして…


うわぁぁあ信じられないくらい嫌われてない!?

もう二度と顔見たくないってこと!?


泣きそう!!



はぁーっと白い息を吐きながら、下駄をカランカランと鳴らす。


嫌われたのはすっごく悲しいし辛いけど、また善逸と楽しく時間を過ごせて幸せだったな……


ついさっきまで善逸と過ごした時間が愛おしくて、堪えていた涙を1つ零したその時


「…っ!?」


突然気絶しそうなほどの痛みが首に走った


焼けるように痛む首

尋常ではない汗

霞む視界

心臓が口から出てきてしまいそう



死ぬ…?
でもどうして

首、首はある…?
ちゃんと、くっついて…る

一体何が……



…………あ…____

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸   
作品ジャンル:恋愛
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なつな(プロフ) - めーぷるさん» どうでしょうかね…?((コメントありがとうございます!! (2019年12月21日 0時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - 夢衣さん» そう……です!!!← (2019年12月21日 0時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷる - まさかまさか、夢主鬼説…?違うか…。 (2019年12月17日 22時) (レス) id: 565358e56d (このIDを非表示/違反報告)
夢衣 - 22話の善逸のセリフって!!!!もしかして伏線だったりするんですか!?!? (2019年12月17日 8時) (レス) id: 49eb77c72b (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - 美波音さん» わぁぁあ久しぶりのコメントありがとうございます!!!!!!!!!受験生なので更新する間がだいぶ空いちゃうかもしれませんがゆるゆる頑張ります! (2019年12月11日 20時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつな | 作成日時:2019年9月1日 16時

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