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「今から!?」

「うん。そう。恩返ししたいんでしょ?そんくらいいいじゃん」

「全然大丈夫!!!」


まさかの返答に驚きを隠せない

私と街に…?どうして?

あ、美味しいご飯を食べさせろって事かな…?

だとしたらお金どうしよう、そこまで持ってない!!


「善逸、その…お金とか私全然持ってないよ…?」

「要らないよ。俺が出すし」

「えええ!?」


待って、ちょ、待とうか。
恩返しだよね?私が恩返しするんだよね?


「ダメだよそれじゃ恩返しにならな…」

「あーーもう相変わらずうるっさいなぁ!!いいから黙ってついてこい!!!」

「!」


そう言って善逸はズカズカと歩いていく

本の数刻放心状態となった私は黄色い背中を急いで追いつこうと早歩きした。





「わぁ、ここの街は賑やかだね!」


数日前の雪で多くの店が閉まっていたらしく、今日から稼ぎまくるぞ!といった気迫がジワジワと感じられるくらい、人の多さと明るさに圧倒された。

私が住んでいる所は一応都会ではあるけれど、どこか無機質さがあって、こんな風に人と人とが親密に関わる場面をあまり見ることは無かった。


ところで善逸は街に何をしに来たんだろう


「A、どの店に入りたい?」

「えー!……うーん、あの雑貨屋さん入ってみてもいい…?」

「もちろん」

「やった!」


お店に入ると、キラキラした首飾りや耳飾り、可愛い置物などが沢山あった。

見るだけでも楽しい

あれも可愛いな、これもこれも…!!

と目を輝かせていると、善逸が突然鼻血を出したため店員さんに紙をもらって早急に手当した。


体調が良くないのかと思い、今すぐ戻ろうと提案するも、『まだ来たばっかだしこの鼻血はある意味健康だったから出ただけだから大丈夫』と一向に帰ろうとしなかった。


「次はどの店に行く?」


と、そればかり聞いてきて、思い違いかもしれないけど
私を楽しませようと必死になっているように、見えてしまった。


それが本当ならどんなに嬉しいことか。



「うわっ」


ぼーっとして歩いていたため、前から歩いてきた人とぶつかってしまった

すぐに相手に謝って、辺りを見渡して気づく。

1人人混みの中に取り残されてしまったことに!!




善逸どこ!!!??

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸   
作品ジャンル:恋愛
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なつな(プロフ) - めーぷるさん» どうでしょうかね…?((コメントありがとうございます!! (2019年12月21日 0時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - 夢衣さん» そう……です!!!← (2019年12月21日 0時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷる - まさかまさか、夢主鬼説…?違うか…。 (2019年12月17日 22時) (レス) id: 565358e56d (このIDを非表示/違反報告)
夢衣 - 22話の善逸のセリフって!!!!もしかして伏線だったりするんですか!?!? (2019年12月17日 8時) (レス) id: 49eb77c72b (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - 美波音さん» わぁぁあ久しぶりのコメントありがとうございます!!!!!!!!!受験生なので更新する間がだいぶ空いちゃうかもしれませんがゆるゆる頑張ります! (2019年12月11日 20時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつな | 作成日時:2019年9月1日 16時

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