【鬼滅の刃】空の呼吸の使い手、原作壊します (ページ45)

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霹ページ45

ー炭治郎sideー

【バシッ！】

何だ！？

「どうでもいいんだよ鴉なんて！

刀だよ刀！！

今すぐ刀を寄越せ！

鬼殺隊の刀！

“色変わりの刀”！」

何て事を！

気付けば俺は女の子を殴った男の腕を掴んでいた。

「この子から手を離せ！離さないなら折る！」

「ああ？

なんだテメェは！

やってみろよ！」

此の・・・

【ミシ「ストップストーップ！」

誰だ？

其の人は空から現れた。

銀髪にも水色にも見える髪を靡かせて舞い降りてきた。

「天女・・・」

そう言うしかなかった。

本当に、綺麗だったんだ。

狂い咲いている藤の花の神秘的な風景がより其の人の美しさを際立たせていた。

少しずつ水色に変わっていく羽織が天女の羽衣のようだった。

其れに、何だか不思議な匂いがした。

空のように止め処なく匂いが変わっていくのも不思議だけど其れ以上に暖かい匂いがしたんだ。

なんて言えば良いんだろう・・・

そうだ！

橙の匂いだ！

甘いけど爽やかな不思議な匂いの花！

・・・だけど、極々偶に凄い憎悪の匂いがする

優しい匂いの裏にひっそりと憎悪が隠れてる。

「こんにちは・・・

あら、かなた様怪我してますね。

今治します」

治す？

「失礼します」

其の人が殴られた子の部分にそっと触れた瞬間また不思議な事が起こった。

「怪我が、治っていってる・・・」

「はい、もう此れで大丈夫ですよ」

「ありがとうございます」

「いえいえ、女の子なら顔は大事にしないといけませんからね！

あ、其処の2人も結構怪我してるね。

累、包帯ある？」

「此、れ？」

「其れ其れ。累、ありがとう」

・・・連れているのは鬼？

俺と、同じだ。

「ジッとしててねー」

【ピトッ】

「！？」

「何すんだ！

離せy「う！」」

・・・暖かい。

お日様の光や春の光に、包まれたみたいだ。

何だか、懐かしい。

「あれ、君は骨に罅が入っているね。

どっちも此れからは嫌でも仲間になるんだから

傷つけあっちゃ駄目だよ。

何時、いなくなるかも分からないから」

優しい、声だな。

「「はい/・・・」」

「はいOK！

次は金髪の子！」

・・・そういえば此の人は何者なんだ？

女の子とも知り合いみたいだし・・・

ー炭治郎side終了ー