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「綺麗な、耳飾り・・・」

その耳飾りは私の髪や目と同じように光や見る角度によって色が変わっている。

時々石から光が溢れて神秘的だ。

石も私の常につけている簪の三日月とお揃いだ。

「実はAは覚えておらんかもしれないが儂は幼い頃お主に会った事がある」

「え、ちょっと何それ。

初耳学」

「情けない事に儂は任務で怪我をしてな其の時に幾日か体を休ませてもらったのじゃ。

お前の母さん詩さんは本当に料理が上手じゃった。

箏殿は本当に優しかった。

響には驚かされたな。

奏には笑わせてもらった。

Aは随分小さかったな」

待って涙腺が・・・

「・・・あはは。

どうしよう。

もう、会えないのになぁ。

お母さん、お父さん、お姉ちゃん、お兄ちゃん・・・

会いたいよぉ・・・

グスッ、ヒック・・・」

あぁ駄目だ。

あの時に涙は流し切ったはずなのに。

もう泣かないって決めたはずなのに。

泣いても何も変わらないって分かっているのに。

なのに、何で少し思い出してだけで、こんなにも涙が溢れてくるんだろう。

「A、此の耳飾りはお主の父親から儂に預けられたものなのじゃ」

「グスッ・・・

何で?」

「多分・・・

箏殿は何かを勘づいておられたのであろう。

儂が家を去るときにこう頼まれた。

Aは此の家の中で誰よりも優しい、だが其れ故に其れを喪った時に自分を死ぬ程怨むだろう。

だから、偶に此処へ来て様子を見てやってくれ、と。

そしてもし自分の心配が現実になっていたら差し出がましいが面倒を見てやってくれないか、と」

「お父さん・・・」

全部、偶然じゃなかったんだ。

お父さんが導いてくれたんだ。

やっぱり、私の家族は凄いなぁ。

自慢だなぁ。

私も、お父さん達みたいになれるのかな。

少しでも近づけるのかなぁ。

「師範・・・教えてくれてありがとう。

私、もっと頑張ってお父さん達みたいになるよ!」

「その心意気は素晴らしいがお主はもう少し休む事を覚えろ」

「そうですよAさん」

「しのぶ迄!?」

「ふふ・・・」

ーーー

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神様だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

ありがとうございます!

頑張ります!!

雲→←霊



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作品ジャンル:アニメ
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夜柱 - 夜の呼吸 終ノ型 絶望の夜明け (2020年6月18日 16時) (レス) id: fcb848470a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞雪 | 作成日時:2019年11月2日 15時

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