雹 ページ32
今日は最終選抜の日。
無一郎と有一郎は既に出発している。
そして私が今何をしているかというと...
【また】逃げてます。←
やっぱり要注意人物だったよこの人。
「てかいい加減諦めろやこの野郎!
綺麗なお嫁さん3人もいるくせに一体何なんだ!?」
おほほ、口が悪いのはほんのご愛敬←
「全員今か今かと心待にしてるぜ!」
「何故に!?」
「其れh「ピギャァァァァァァ!
空宮A今スグ北北西ノ村ニ向カエ!
数匹ノ鬼ガ出没トノ噂アリ!
今スグ向カエ!」
此処から北北西といえば・・・
まさか師範の村?
今すぐ向かわなきゃ!
「疾風!
案内して!」
「了解シタ!」
死に物狂いで兎に角、疾った。
もうこれ以上大切な人を喪いたく無かったから。
護れずに大事な人を喪ったあの時のような思いはもう二度としたくないから。
そして此処まで育ててくれた師範、母様。
師範は元柱と言えど結構歳をとっている。
本人に言ったら修行量5倍にされるから言わないけど←
・・・見えてきた。
師範、母様、そして私の家。
【ガラッ】
「師範、母様!」
家は血に染まっていた。
鬼は、いなかった。
だけど、2人は血溜まりの中心にいたんだ。
嘘、だ...
「あ、あぁ...
嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!
師範!
母様!
嫌だ!
死なないで!」
「「A/Aちゃん・・・」」
「喋らないで!
今から手当てするから!
だから絶対に死なないで!」
持っていた薬と包帯をフル活用して治療にあたる。
鬼は師範が全て倒したみたいで村の皆も手伝ってくれた。
治療は一通り終わったけど何方も傷が酷いので胡蝶屋敷に運ばれた。
実は母様も元鬼殺隊の隊員だったらしい。
胡蝶屋敷に着くまで私はずっと師範と母様の手をずっと握り続けていた。
そうしないと2人の温もりが本当に消えてしまう気がしたから。
絶望もした。
また、私は大切な人を傷付けてしまったのかと。
そして自分の、弱さにも。
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夜柱 - 夜の呼吸 終ノ型 絶望の夜明け (2020年6月18日 16時) (レス) id: fcb848470a (このIDを非表示/違反報告)
夜柱 - 夜の呼吸 参の型 百鬼夜行(技の名前を改名しているかもしれない) (2020年6月5日 21時) (レス) id: fcb848470a (このIDを非表示/違反報告)
夜柱 - 鳥の呼吸 終の型 終末鳥 (2020年6月5日 0時) (レス) id: fcb848470a (このIDを非表示/違反報告)
夜柱 - 蝶の呼吸 漆の型改 胡蝶の舞い・散り (2020年5月31日 21時) (レス) id: fcb848470a (このIDを非表示/違反報告)
夜柱 - 蝶の呼吸 漆の型 胡蝶の舞い (2020年5月31日 21時) (レス) id: fcb848470a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞雪 | 作成日時:2019年11月2日 15時