【鬼滅の刃】空の呼吸の使い手、原作壊します

霆 ページ7

・・・太陽が姿を消し、空を闇に染め上げ月の光が辺りを照らす。

時間だ。

【フラ・・・】

珊瑚くんが雲斬山に向かってゆっくりと歩みを進め始めた。

此れ迄の経緯を知らない人が見れば夜遅く、奥深い山へと入ろうとしている危ない子供だと
思うだろう。

しかし此れは演技。

私も気配を完全に消してすぐ後を着いて行く。

少し離れたところにいて連れ去られてしまったら其れこそお終いだから。

暫く歩いていると・・・

【ガサッ】

「ギヒヒ、今宵も美味そうな餓鬼が来た」

老婆のような鬼が唐突に現れた。

音を立てずに、日輪刀を構える。

「さぁ何処から食べようかねぇ。

新鮮な此の餓鬼から食べるかゆっくりと熟成させた前の餓鬼達を食べるか、悩みどころだねぇ・・・」

「っ・・・

みんなを、如何したんだ！」

「おや、自我があるのかい。

此れは珍しい。

答えてやろうかね。

全員まだ生きてるとも。

そろそろ食べ頃になってきたわい。

ヒーヒッヒッヒッ！」

・・・他の子供達はまだ生きている。

【コクッ】

「みんなは何処だ！」

「偉く威勢の良い餓鬼だねぇ。

此の山の奥に全員いるとも。

最初は泣き叫んでいた餓鬼共が何日か経つとなーんにも喋らなくなる。

其の様子を見るのが儂は大好きなのさ。」

・・・許せない。

「・・・決めた。

今宵はあんたを食べることにするよ！！」

来た！！

作戦其の壱！

「喰らえ！！！！！！！」

【ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ】

藤の花を兎に角投げまくる！←

鬼は藤の花が苦手だからね！

「な、なんだね此れは・・・！

死の匂いがするじゃないか！

シッシッ！」

「お姉さん」ﾎﾞｿｯ

作戦其の弐！

「空の呼吸参の型・天気雨」

私が登場！

できれば此れで終わらせたい。

作戦其の壱の時私は何もしていなかったわけじゃない！

鬼の気配を探っていたんだ。

見たところ此の山には鬼は此奴1人！

「珊瑚くん！」

【コクッ】

「・・・あんた、鬼殺隊か・・・」

・・・やっぱり避けられてた。

靄→←霍

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