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Prolog ページ1
今日も教室に独り。
遠くでグループを成している女子や男子は、私が其方を向くと明らかに軽蔑の目を向け、小さく舌打ちをするのが聞こえる。
……本当に、昔から聴力だけは無駄にいいんだから。
この聴力の所為で、私がクラスで嫌われているのを知った。
【彼奴と同じ班なんて最悪なんだけど〜……】
【まあまあ、一ヶ月の辛抱じゃん】
なんて、何回も聞いた台詞。
そんなに私と同じ班になるのが嫌なの?
そんなに私が嫌なの?
【それでもほんと辛いわ】
【空気だって思えばいいよ、実際私もそうしてたし】
私がその会話を聞いてるなんて、心にも無いんでしょ?
だから私は、空気へと成り下がるのだ。
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作者名:柳緑 | 作成日時:2020年2月4日 2時