red 10 ページ10
また全然会えない。
あたしの家、広かったのね…。
ジヨンはきっと、あたしを避けてる。
何を考えてるの？
あたしはジヨンが好きだと、はっきり言ってきたのに。
だけど
電車でソジュンを見て立ってられなかったことも
彼の言動一つ一つに、いちいち目も耳も奪われてるのも
自覚してる。
この気持ちの説明が出来ないあたしが
ジヨンに何を言えるわけでもないか…。
‘オフ、あるでしょ？’
あの日のジヨンが頭に浮かぶ。
お昼まで…“オフ”だ…。
こんな時に限って
タン先輩が気遣ってくれるんだから…忙しいはずなのに。
えーっと。
“オフ”は、お出かけするんだよね。
このまま家にいても、どうせ病院に早く行っちゃうだけだろうし…。
来ちゃったけど…。
ジヨンのマンションを見上げる。
都合よく会えるわけないか。
うーん。どうしよう。
｢Aちゃん…？｣
低い声に、一瞬ドキリとしたけど、ソジュンじゃない。
BIGBANGの人！
もう一人、後ろからひょっこり顔を出した人も…。
TP｢こっちもひどい顔。｣
D｢ちよっと！
女の子に向かって何てこと言うんですか？！ もう！
あの、ごめんなさい！
この人のことは無視で！
ジヨンヒョンが暗くて鬱陶しいからベランダに出てみたら、
マンションの周りを何周も歩いてる女の子がいて…面白いから見てたら
タッピョンがAちゃんじゃないか、って。
だから、降りて来ました。｣
TP｢上がるか？｣
“いえ、別に
D｢Aちゃんって、行動派なのかそうじゃないのか謎ですね。｣
TP｢…ジヨンがガキみたいに嫉妬してるだけかと思ってたけど。
そんな顔してるって事は…。｣
D｢ふーん。でも…元彼をまだ好きなわけないですよね？
『2人がかりで…何してんだよ。』
ジヨン…。
『来て。』
あたしの手を引くジヨンの後ろ姿。
今日は真っ赤な髪…
が、何のセットもされず。
ものすごい不機嫌なオーラが見える…
あれ…
前から、ジヨンから？
ガーデニアの、あたしと同じ香水の香り。
｢さっさと仲直りしろよ〜！｣
｢Aちゃん、ふぁいてぃん！！｣
振り返ると楽しそうにひらひらと手を振る2人。
『ったく！』
ジヨンは振り返らずズンズン進む。
もう一度振り返ると
｢あ〜眠い！帰りましょう！｣
｢何でだよ！気になるから後でコッソリ…｣
｢行きませんよ？！｣
ふふ。
ありがとう。
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feliz(プロフ) - shinoさん» shinoさん☆わぁ今度絶対お邪魔します☆☆ありがとうございます！！ (2019年9月20日 8時) (
レス) id: 01e916ca84 (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - felizさん» felizさんのペースでがんばって下さい^_^！私もいくつか作品書いたので、滞る気持ち分かります。笑。 (2019年9月19日 9時) (レス) id: 6eccd5753e (このIDを非表示/違反報告)
feliz(プロフ) - shinoさん» shinoさん！！コメントありがとうございます*^∇^*♪あの雰囲気が…たまらないんですが(笑)☆読み返す度、拙い文章を思い知らされますが思い入れのあるお話なので嬉しいです！最近滞り気味ですがshinoさんのおかげで復活です！また気が向かれたら読んで下さい☆ (2019年9月19日 8時) (レス) id: 01e916ca84 (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - はじめまして^_^とても楽しく読んでいます。ジヨンの事、雰囲気イケメン！私もずっとそう思っていたので、同じだ！と思って、ついコメントしちゃいました！これからも、楽しく読ませて頂きます。 (2019年9月18日 17時) (レス) id: 6eccd5753e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：feliz | 作成日時：2018年10月15日 22時
