red 22 ページ23
見上げた病院は、夜でも明々と光が灯ってる。
VIPでの仕事は嫌いじゃない。
だけど不慮の事故とはいえ、他にやり方があったのかな…。
まだまだ不自由な足を見下ろして
昨日の食堂を思い出す。
タン｢機嫌直せよ。｣
“先輩！ソン師長！
いえ！ご配慮いただいて感謝してます。
今は役に立てないし…走れないし…”
ジホ｢せんぱ〜い…｣
みんな、来てくれたんだ！
ありがとう。
“泣くなジホ！”
ヨンア｢あたしは、またAさんと一緒に働けて嬉しいですけど。
…ユ先生とも離れられるし！｣
“うーん。でも、担当してる人がいるんだよね？”
逆にややこしそう…。
タン｢走らなくていい程度に呼ぶ事にはなりそうだし、まぁ少しの間だ。｣
ソン｢A先生、クールでいいってVIP病棟で人気でしたよ！暫く頑張って来てくださいね！
戻られるの、待ってます。｣
“ソンさ〜ん！”
ジホ｢せんぱ〜い！！｣
“泣くなってば！
…皆さんにご迷惑をおかけして申し訳ないです。”
タン｢今はユもいるしな。
お前なら大歓迎だって、あっちの部長も言ってたぞ。｣
“はい…頑張ります。”
白いため息を一つ。
こうして、あたしだけゆっくり帰るのもなぁ…。
あれから5日？
あたしの為に無理に休んでくれたジヨンには会えず
VIPでは結局ソジュンと顔を合わす事が多くて
変わらないシャープな香りが近くにあると
あたしの根底が揺らいでいくような気がする。
って！
仕事が上手くいかないからって男にすがるような弱い女は卒業したはず。
“あ”〜！”
あたしどうかしてる！！
｢Aオンニ！｣
“ヨンア！”
｢1人で叫んで…不気味すぎです。一緒に帰りましょう！｣
“…あたし、ジヨンに甘やかされて腑抜けになったのかな。”
｢少しだけ、他に気持ちがいっちゃう時もあると思います。｣
“え？”
｢死ぬまで清廉潔白ではいられません。｣
“ヨンアらしいね。”
｢それにAさんは、腑抜けくらいが丁度です。｣
そう？なのかな…。
“わっ！”
ポケットの携帯が震えて驚く。
[今、家の機材で仕事しに帰ってきてるんだけど、死ぬ気で終わらせた！時間あったら来られる？]
「クォンさんですか？ 早く行って下さい！
クォンさん、きっとしっかり受け止めてくれますよ。
思ってるままの事を伝えて、沢山甘えてきてください。｣
“ヨンア…ありがとう！！”
もう脈絡も理由も何もわからない。
あたしは
ただジヨンに会いたい…！
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feliz(プロフ) - shinoさん» shinoさん☆わぁ今度絶対お邪魔します☆☆ありがとうございます！！ (2019年9月20日 8時) (
レス) id: 01e916ca84 (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - felizさん» felizさんのペースでがんばって下さい^_^！私もいくつか作品書いたので、滞る気持ち分かります。笑。 (2019年9月19日 9時) (レス) id: 6eccd5753e (このIDを非表示/違反報告)
feliz(プロフ) - shinoさん» shinoさん！！コメントありがとうございます*^∇^*♪あの雰囲気が…たまらないんですが(笑)☆読み返す度、拙い文章を思い知らされますが思い入れのあるお話なので嬉しいです！最近滞り気味ですがshinoさんのおかげで復活です！また気が向かれたら読んで下さい☆ (2019年9月19日 8時) (レス) id: 01e916ca84 (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - はじめまして^_^とても楽しく読んでいます。ジヨンの事、雰囲気イケメン！私もずっとそう思っていたので、同じだ！と思って、ついコメントしちゃいました！これからも、楽しく読ませて頂きます。 (2019年9月18日 17時) (レス) id: 6eccd5753e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：feliz | 作成日時：2018年10月15日 22時
