red 19 ページ20
『食べさせたげるってば！』
帰ってきてあたしの怪我を見るなり
わぁわぁ騒いだ後
ノリノリでお粥まで作ってくれて…
心配してくれてるのはわかるけど。
“大丈夫だよ？あたし病気じゃないし！”
『せっかく猫舌Aちゃんの為に
ふ〜ふ〜してあげたのに…
もう早く！！落ちるっ！！
はい、あ〜ん！！』
うー。仕方ない。
“…美味しい！！”
『でしょ。』
得意気に笑うジヨンはまたお粥をすくって
ふぅふぅを始める。
やな予感…
は当たって結局全部食べさせられた。
“ありがとう。すごく美味しかったよ！”
『よし！
じゃあ次はお風呂、入ろう！』
“…はい？”
『お、ふ、ろ！！
髪も綺麗に洗ってあげる！』
“なっ！馬鹿じゃないのっ？！”
『俺、髪洗うの得意なのに。』
そんなしゅんとされても知らない！
それに…
“髪洗うの得意って何よ。
じーどらごんさんって、美容師さんだっけ？”
『まぁ…腰も打っちゃったんだもんね。
無理か。治ったらね。』
“どーゆう意味よ！”
『そーゆう意味だよ！！』
もう！
『あ〜俺さ、パパっと先に入ってきていい？
その方がゆっくりAを看病出来るし。』
言いながらジヨンはさっさとお風呂に消えた。
看病って…
病気じゃないんだって…。
でも、ジヨンに優しくされるのが自分だけの特権みたいでちょっと嬉しいかも…
今日は素直に甘えてみようかな。
急に静かになった家の中を見渡すとあちこちにジヨンの物。
ソジュンに言われるまで考えもしなかった。
クローゼットには半分以上ジヨンの服。
ドレッサーもジヨンのアクセサリーばっかり。
いつの間にこんなに増えたのかな。
ジヨンがどんどん大きくなるあたしの心の中みたい。
『お待たせ〜！』
考えてたら本当に早く出てきたジヨンが真っ直ぐこっちに来て…
｢“わぁっ！ 降ろしてっ！
…痛っ！！”
『ほら。暴れると痛いって。
それでよく外科のせんせーだね。』
横抱きにされて間近に感じるジヨンに
“好き”が溢れだす。
ジヨンの首に腕を回してくっついてみると
“ジヨンお風呂の匂いがするね。”
濡れた髪の向こうであたしを見つめる目。
『このままベッド行っちゃう？』
“だめ。”
『先にお風呂入りたいの？』
“ねぇ…「看病」、してくれるんでしょ？”
『うーん…どうしよう。
“してよ！！”
『するってば！』
笑うジヨンは魅力的。
怪我してなかったら…今、完全に…！
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feliz(プロフ) - shinoさん» shinoさん☆わぁ今度絶対お邪魔します☆☆ありがとうございます！！ (2019年9月20日 8時) (
レス) id: 01e916ca84 (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - felizさん» felizさんのペースでがんばって下さい^_^！私もいくつか作品書いたので、滞る気持ち分かります。笑。 (2019年9月19日 9時) (レス) id: 6eccd5753e (このIDを非表示/違反報告)
feliz(プロフ) - shinoさん» shinoさん！！コメントありがとうございます*^∇^*♪あの雰囲気が…たまらないんですが(笑)☆読み返す度、拙い文章を思い知らされますが思い入れのあるお話なので嬉しいです！最近滞り気味ですがshinoさんのおかげで復活です！また気が向かれたら読んで下さい☆ (2019年9月19日 8時) (レス) id: 01e916ca84 (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - はじめまして^_^とても楽しく読んでいます。ジヨンの事、雰囲気イケメン！私もずっとそう思っていたので、同じだ！と思って、ついコメントしちゃいました！これからも、楽しく読ませて頂きます。 (2019年9月18日 17時) (レス) id: 6eccd5753e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：feliz | 作成日時：2018年10月15日 22時
