red 1 ページ1
目の前で閉まった電車のドア。
ジヨンはいつもかっこいいけど
ライヴバージョンの彼は、想像以上だった。
余韻に浸りながら
フラフラ適当に歩いてたら駅を見つけた。
ジヨンの寝顔もゆっくり見れたし
いい気分で歩けて駅まで見つけられて
今日はついてるって思ってたのに！！
…次を待つしかないわね。
書くものがなくて、
たまたまバッグに入ってた病院の便箋に書いて置いてきた手紙。
色気ねーな
ってジヨンのちょっと呆れたような顔が浮かぶ。
あの日以来
タン先輩とすれ違い続けて
話を聞けないままなのが気になる。
この頃、本当に忙しいから仕方ないにしても
今日こそ、聞かなきゃ。
あれこれ考えてたらすぐ次の電車が来た。
ドアが閉まる瞬間、駆け込んできた人…
嘘でしょ…。
心臓も肺も破裂しそうなほど伸縮が激しい。
酸素がなくなった頭がグラグラする。
さっきのシャンパンが身体中を逆流してるみたい。
フラついて手すりに捕まると
冷や汗が止まらなくて
思わず自分で脈をとる。
｢大丈夫ですか？｣
耳元で響く低い声。
この声…！
胸が震える。
二度と思い出したくないのに
絶対忘れられない。
想い焦がれてた声。
そちらにゆっくり顔を向ければ
死ぬまで、死んでも、
次の人生でも、また一緒にいようと
一緒にいないわけがないと思ってた。
そんな感情が一気に蘇ってきて
胸が苦しい。
服の上から左腕の傷に触れる。
息が…出来ない。
｢A…？A、大丈夫か？！｣
名前を呼ばれても、声も出ない。
どうして、ここにいるの？
どうしてあたしの名前を呼ぶの！！
今さら心配そうな顔して
あたしを支える腕。
“…触らないで！”
顔を上げると、ちょうど駅に止まりそうな電車。
｢ごめん。でも…顔色が…｣
ドアが開いた瞬間
逃げるように飛び出して全速力で走る。
足がもつれる。
何度も転びそうになりながら必死で走る。
もうこのまま心臓がおかしくなっても構わない。
ジヨン！！
ごめんね…！！
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feliz(プロフ) - shinoさん» shinoさん☆わぁ今度絶対お邪魔します☆☆ありがとうございます！！ (2019年9月20日 8時) (
レス) id: 01e916ca84 (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - felizさん» felizさんのペースでがんばって下さい^_^！私もいくつか作品書いたので、滞る気持ち分かります。笑。 (2019年9月19日 9時) (レス) id: 6eccd5753e (このIDを非表示/違反報告)
feliz(プロフ) - shinoさん» shinoさん！！コメントありがとうございます*^∇^*♪あの雰囲気が…たまらないんですが(笑)☆読み返す度、拙い文章を思い知らされますが思い入れのあるお話なので嬉しいです！最近滞り気味ですがshinoさんのおかげで復活です！また気が向かれたら読んで下さい☆ (2019年9月19日 8時) (レス) id: 01e916ca84 (このIDを非表示/違反報告)
shino(プロフ) - はじめまして^_^とても楽しく読んでいます。ジヨンの事、雰囲気イケメン！私もずっとそう思っていたので、同じだ！と思って、ついコメントしちゃいました！これからも、楽しく読ませて頂きます。 (2019年9月18日 17時) (レス) id: 6eccd5753e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：feliz | 作成日時：2018年10月15日 22時
