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white 26 ページ26
今何時だろう？
帰ったらジヨンがいなくて
彼も大人の男。
仕事があって当然。
しかも、芸能人。あたしより忙しかったりして。
いることになれると、いないと寂しいのは当然よね。
でも、１人の時に何してたか思い出せない…
とにかく眠くてお風呂に入ってすぐ寝たのに
目が覚めちゃった。
寝心地だけは追及して
ベッドマットも、ふかふかの羽根布団も奮発して
ここで寝るのが大好きだったのに
今日は何だか少し寒い。
こうやって、あたしの毎日が、
誰かに侵食されるのが嫌だった。
なのにあたしは
ジヨンの横顔を見るのが好きになった。
ふと、遠くを見るような眼差しを見てると
あたしの知らない世界がきっとそこに広がってるんだろうと、
それはどんな世界なんだろうと想像する、
そんな静かな時間も好きになった。
不機嫌そうにパソコンをさわってる時も
料理をする繊細な手も
ノーメイクでビールを飲む年相応の笑顔
お風呂上がりは相変わらず色気の塊で
時々、わけのわからないファッションセンスを発揮されると唖然とするけど
そして、あたしと同じくらい神出鬼没なのに
不思議と時間が合うのは
偶然なのか彼が意図してるからか
でもそんな混沌としたジヨンが
あたしは、好ましいんだ。
そしてジヨンはあたしを包み込むように抱き締めるから
あたしは、そこに堕ちてしまうんだろう。
ジヨン、今、何してるの？
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作者名：feliz | 作成日時：2018年8月31日 22時
