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マンションの下から見上げる部屋。
電気がついてる。
本当に、まだあたしの家にいるの？
あれから一晩中働いて、仮眠を経て
ヨンアと食堂で遅いお昼を食べようとした時。
‘みそチゲ作った’
クォンさんから来たメッセージ。
？？？？
｢Aさん？どうしました？｣
“ううん！なんでもない！”
｢クォンさんからですか？｣
“え？
いや、そうだけど、違うの！
送る相手、間違えたみたい。”
「Aオンニ〜。
そんなわけないでしょ。
少女漫画じゃあるまいし。｣
“でも…みそチゲ作ったって…
ってゆーか、ヨンア！
クォンさんに、あたしのシフト喋ったでしょ！”
｢クォンさんじゃなくて、スンちゃんです。｣
“スンちゃん？”
｢イさんですよ！
ヒョンに連絡してください〜！
って頭下げに来た。｣
“あ〜…。”
｢また、必死な顔でオンニの予定聞きに来たから、教えちゃいました。｣
“も〜勝手に！”
｢だって、スンちゃん可愛いんだもん！｣
“あ〜あ〜
ヨンアに目をつけられるなんてお気の毒。”
｢ヒドイ！
けど、今はそれは置いといてあげます。
で？！
みそチゲってどーゆう意味ですか？
もしかして今、オンニの家にいるとか？｣
“さぁ…。”
｢さぁ？さぁ？？？？
どーゆう意味ですか？｣
それから、事細かに説明させられて、
追い出すように、食堂から、病院から出された。
ヨンアの別れ際の言葉を思い出す。
｢Aさん、
クォンさん、私はいいと思います。
Aさんは、頭で難しく考えすぎです。
結果なんて、最初は誰も考えてないですよ。
好きだから、だけでいいんです。
初めてみたらどうですか？
…Aさんは、その賢い頭が邪魔するから、
もういっそ、身を任せてみても…。｣
あ〜！！ダメダメ！！
何を言うの！！あの子は！
ふ〜。
…あたし、最近深呼吸ばっかりしてる。
よし。
とりあえず、上がってみるか…！
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作者名：feliz | 作成日時：2018年8月31日 22時
