本当の名前は【第５人格】 (ページ35)

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終幕ページ35

脚本家は冷静…と言われることは多いが、断じてそうではない
(思考は至って冷静)

表情が変わらないのは表情筋の問題であって、本当に楽しいと思えば笑う。彫刻家とのチェスの最中なんかほとんど笑っている

喋らないのは単純に喋ることが無いからだ。現に狂眼とは色々と盛り上がっている

ハンターの大半は「よく笑う可愛い子」みたいな印象を抱いているが、対するサバイバーは来た当初と変わらず「何処か読めない人」みたいな感じである。

勘違い、と言えば盛大な勘違いをされているのだ

まぁ、脚本家自身もサバイバーに興味が無いためにそう振る舞っているのだが

・

『宜しくお願いします(何で男の人ばっかり…、、、帰りたい)』

待機部屋に満ちる重い空気。脚本家はそろそろ素が出そうで怖いなぁなんて思いながら端の椅子に座って本を読み始めた

脚本家を挟むように座るサバイバーはお馴染みの占い師と、探鉱者、傭兵であった
表現豊かであれば今すぐに大泣きしているであろう女人禁制の構成、と言うか女の人がいない

これでハンターまでもが男であったら、、、、

何て嘆く脳内とは対極に、本を読む現実の脚本家は始終無表情で無言なのだから恐ろしい

ポーカーフェイスはやはり便利である

らしくない顔を隠すように本を顔の前に立てた

中途半端だと思いますが、ここで完結となります

あまりに展開が思いつかないもので、更新頻度が長引いてしまうよりかは、と判断しました

この時点で主人公の本名、出身地、本当の職業、そして過去の推察はある程度出来ると思います

ここから考えていた恋愛路線に流れようと思いましたが、題名に在る本当の名前は、との主旨が噛み合わなくなってしまいました

良い展開が思いついたら続きを書こうと思います

初投稿の身でこのような横暴に振り切った事は謝罪させて頂きます

ここまで呼んでくださった読者の皆様、本当にありがとうございました