Feeling (ページ9)

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８ G 過去ページ9

あれは、二年前。
俺らは五人で出かけてた。理由は、ゆうとの彼女にサプライズ。
ゆうととAさんはデートするから、俺らはカフェで待って、ゆうとの彼女さんに
会おうっていう単純なサプライズ

そんな時、ゆうとから一通のメール。

『後ろに怖いお姉さんがいる。』

初めは何のことだか分からなかった。
ヨンベに、確認してもらうと、確かに気味が悪いお姉さんがいた
全身黒っぽくて、目は.......凄かった。

何故、ゆうとの後ろに？
ゆうとが恨まれる理由は一つもないはずだ。
このままじゃ、ゆうとと彼女さんが危ないと思った俺は
ゆうとの側に駆け寄った。

でも、その女はゆうとを狙ってたんじゃなかった。

俺だった。

今思うと、家から出る時その女が居た。

俺は、『ゆうと！』と呼んだと同時に女が『ジヨンさんに近づくな』と言った。
聞こえたのは俺だけか、ゆうとたちは気づいていない。

その時ーーーーーー「ヒョン！！！」っていうゆうとの声と同時に。

グサっ、と鈍い音が聞こえた。

目の前には、ゆうとがいる。
彼女さんは、.......顔は見えない。
でも、声だけは聞こえた『ゆうと？』っていう声だけが。

気味が悪い女は一言言った。

『ジヨンさんは私のものよ』

その言葉を残し、女は自分の首を切り自殺した。

ゆうとはその場に倒れこんだ。
背中からは大量の血が。
彼女さんは俯いて震えていた。

『ヒョン！！！！』

って言うスンリの声が聞こえたと思ったら俺はマネージャーに連れて行かれた。

何故連れて行く？彼女さんはどうするんだ。
でも、俺は動けなかった。

俺の狂ったファンが、ゆうとを殺した。
俺が居るから、こんなファンがいるわけで。
すべて俺が悪い。

その後聞いた話では、あの後ゆうとは救急車で運ばれたが、病院についた頃には
死亡していたそうだ。
彼女さんは、行方不明になって……その頃から俺は探偵に頼んで彼女さんを
探してもらってる。

そして、今日。
探偵より先にAさんを見つけてしまった。
どうして、好きになってしまったんだろう。

ゆうと俺はどうしたらいい？
Aさんを愛してもいいのか？

教えてくれよ。