【浦島坂田船】色んな気持ち。【短編集】

言いなり 〈URATANUKI〉 ページ44

男「ビール持って来い！！」
女「皿取ってきて。」


「はい。」

いつまで，言いなりにならなきゃいけないの…？

抗えない自分が嫌いだ…


「もう…どうしたらいいのか分からないよ…」

う「どーしたの…？」


「え…うらたん…？どうして…」

どうしてキミはすぐに声をかけてくれるの…？

う「また困ってる。」

「こ，困ってなんか…」


う「ウソつき。」

ああ…キミにはやっぱり勝てないや。

「はは…」

う「頼ってよ。僕は，ずっとキミの味方だから。」


キミの言葉にいつも，助けられた。

「ありがとう…ッ…」

う「逃げだそう。僕が，檻から出してあげる。」



ありがとう。



「大好きです。」

う「僕も，大好き。」





キミが助けてくれたからここに居る。

私は…キミと結婚出来て幸せだ。



う「一生愛すから…離れちゃダメだよ？」

「はい…っ！」






end…

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