大魔王はちょっぴり力を使ってみる −Daemon uses little power− ページ3
「...............？何だこいつら......？」
「くっ、完全に囲まれた.....！」
「な、何なんですの、この数！？まさかコイツを召喚した時に気付かれたとか！？」
「おい、コイツとは何だ！つか全部俺のせいにするんじゃねぇ！」
「何をしている！さっさと降伏しろ！」
うわぁ...何か知らんが面倒臭い事になってきたぞ...........
どうする？俺が一網打尽にするか？
《いいえ、その必要は無いと思われます》
は？何だそれ、どういう事だよ！
「仕方ない........行くぞ、ノエル！」
「合点承知、ですわ！」
ジャララララララララッ！
「ぅおっ！？なんじゃこりゃ！」
これは..........鎖、か？んなもん何処から........
金色の鎖が唸りを上げる。
................待て待て。何で人の掌から鎖が伸びてんだ！？
物理法則ガン無視してんじゃねぇか！！
...............いや、俺も人の事言えなかったわ......
まぁ良い。この調子なら俺が助太刀する必要もないだろう。
そう思っていた時期が私にもありました。
「おい、魔人達ばかり相手にするな！奥の銀髪の女も狙え！」
マジかよ。俺大人しくしてるから観戦させてよ！つーか俺は女じゃねぇ！
そんな事を考えている間に、何か警官っぽい奴が十人位向かって来た。
やべぇ、冗談言ってる場合じゃなくなってきた......
「あーもう良いや！どうにでもなれ！」
俺は手から刀を出し、警官達を一閃薙ぎ払った。
血が花弁の様に舞う。
.......って、殺しちゃ不味いな。
虚数空間から回復薬を取り出して、適当にぶっかける。
流石はヒポクテ草の
「な...........ッ！？」
まさか俺が一撃で全員倒すとは思っていなかったらしく、隊長っぽい奴は驚愕に眼を見開いた。
そうだ、このアサルトライフルは拝借しておこう。
魔法使ったら殺しちゃうかもしれないからね。
俺は銃を虚数空間に仕舞った。
「え？え？な、何か銃を吸収したように見えたのですけれど............」
げ、今の見られてたか。確かに、普通の奴にはそう見えるのかもしれないな。
「うーん.........まぁ、そういうことにしといてやるよ」
今全てを明かしても、面倒なだけだからな。
俺はそう思って、ニヤリと笑った。
これは、とある世界に喚び出された大魔王の究明譚...
大魔王の魔人名ならぬ魔王名 −demon king name−→←大魔王は状況の考察を始める −Daimao begins to consider the situation−
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らいり - 面白いです！(^^)続き楽しみにしています！！ (2018年12月3日 23時) (
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作者名：柚葉 | 作成日時：2018年11月3日 0時
