私のコンプレックス ページ6
A「ふふ。実は……」
玲於「うわ。キモ」
A「……今年で25になります。」
玲於「……てことは24……?」
A「はいっ!」
玲於「え!?マジのやつ?ガチ系で言ってる?」
A「えへへ。よくね中学生?って言われるんだけど24なんて言えなくて」
玲於「…もうなんか同情するわ」
A「あ、なんかタメ口になってる」
玲於「いんじゃね?俺ずっとだし」
A「ほんとだよ。3つも年下なのに」
玲於「うわ。ムカつくわー。でもほんとに見えないわ。だって亜嵐くんと一緒だし」
A「へ?あ、亜嵐さんと?」
玲於「でも全然同級生にはみえないねー笑」
……気にしてるのに
ほんとに佐野さんは痛いところをついてくる
A「いいの。どうせ私は小さくて女として見られなくて当然だから」
玲於「なにムキになってんの」
……ほんとだよ
ああぁ。自分が情けない
A「大人っぽくなろうって意識も努力もしてないのにこんなこと言うなんて最低だよね」
玲於「なに勝手に病んでんの?」
A「……ごめん」
玲於「俺は別に悪くないと思うけど」
……無意識に佐野さんの顔を見た
空を見上げてまっすぐした目をしてた
A「ほ、ほんとに?私お、大人っぽいの?」
玲於「いやそこまで言ってねーじゃん」
A「や、やっぱり」
はぁー。なに自惚れてるんだ
大体これは体の問題だもん
そんな解決するわけないもんね
玲於「でも俺は別に可愛いって思うし。だからそのままでいんじゃねーの。」
A「……」
初めて言われた
・
・
「Aちゃんは本当に可愛いねぇ。まるでフランス人形みたいだよ。これで大きくなったら美人さんになるよ」
「んー。佐野かぁ。いいんだけどさやっぱスモールサイズはうけつけないわ笑う」
・
・
A「……私このままでいいの?ちっちゃいままでもほんとに可愛いの?」
玲於「うん。可愛い可愛い。だから涙目になんなよ笑」
頭に暖かいお手手がポンッとのった
恥ずかしくなって首をぷいっと動かした
心がドキドキした
A「……ありがとう」
玲於「どーいたしまして」
なんだか息苦しくて声が出せなかった
なのにお顔はどんどん赤くなるばかりだった
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玲奈☆GENE - すごい面白いです!続きめっちゃ気になります。更新頑張って下さい! (2017年7月30日 10時) (レス) id: f418e9e175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆー | 作成日時:2017年7月27日 7時