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「あ、ユクさんミーティング参加するよね？これも一緒に持っていってもらっていいかな？」
「はい、分かりました。」
午後のミーティングへ行く途中、部長に声をかけられて追加の資料と共に部屋へ向かう。
資料には、営業部という文字が見えた
…そういえば今日、お得意先のアイドル？が来るんだっけ？
今朝聞いたばかりの話題をふと思い出した。
「失礼します…」
まだミーティングが始まるには少し早い時間
緊張しいの私は、早めに行って場に慣れておかないと、どうも胃が痛くなるから。
まだ誰もいないだろうと扉を開けると
もう電気がついていて、
あれ、誰か先に来てたのかな…？
そう思ってゆっくりと辺りを見回し、
そう、辺りを、
辺りを…見回して、
「…っ！！」
いるはずのない先客に足がすくんだ。
な、なんで、どうして？どうして、いるの？
あの頃とは違う落ち着いた黒髪に
制服じゃなくて、スーツで、でも変わらない
みんなを圧倒して、誰よりも絶対的で、
一目見ただけで服従してしまいそうな鋭い目と端正な顔立ち
あの頃より、ずっと大人になっているけど、
その目は私を金縛りのように動けなくさせる。そう、あの頃と同じ、
「…久しぶり、Aちゃん」
そうやって口元で笑って
簡単に私を支配する
「ど、どうして、」
「どうして…？うーん、どうしてだろうね？」
静かに微笑むその顔は、
私が人生で最も恐怖を抱いた顔そのもので
一気にフラッシュバックする記憶
『いやぁっ！！！やめて！！！』
『ほらAちゃん、こっち向いて？』
ああ、神様、どうして、
「また出会ったね、僕たち」
「…っ」
ガチャっと開いた会議室のドア
誰かが入ってきた。
「あっ！すみませんお待たせしてしまって」
「いえ。大丈夫ですよ。」
「あれユクさんも居るじゃん、どした？大丈夫？」
「…あ、はい…すみません…」
「そう？じゃあそろそろ準備しようか。あ、こちらへどうぞ、テヒョンさん。」
"テヒョンさん"
そう呼ばれた彼
聞き間違えるはずのない名前
私が、一番恐れて、一番忘れたい名前
それがどうして
「今回の共同プロジェクトですが…bighit会社からはキムテヒョンさんがお越しくださいました！」
おおお！よっ！
彼を包む温かい拍手に掛け声
それに照れたように、はにかむその人に
全てがスローモションに見えた。
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しおり(プロフ) - キムテヒョンがドロドロにドロドロすぎて大好きです最高 (2021年2月14日 13時) (
レス) id: 1b0e210448 (このIDを非表示/違反報告)
パクジミ - 更新待ってます！)^o^( (2020年11月30日 10時) (レス) id: 38507f27d7 (このIDを非表示/違反報告)
凪紗(プロフ) - ドロドロ小説大好きなのでとてもタイプな作品でした！私自身も作者でドロドロ系しか書いてないのですが(笑) 私も最近全然更新出来ていないので一緒に頑張りましょう(＞＜) 更新頑張ってください！ (2020年11月22日 21時) (レス) id: 938551b283 (このIDを非表示/違反報告)
鼻鼻 - 更新待ってます (2020年11月10日 23時) (レス) id: 8d4ce36b0b (このIDを非表示/違反報告)
パクジミ - こうゆう系の話し好きです！！めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！！ (2020年11月9日 19時) (レス) id: 86f8160429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にりっとん | 作成日時：2020年10月18日 21時
