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JN「じゃあシャワーはここだから!
鍵はちゃんと閉めてね!お疲れさま、また明日」
「「誠にありがとうございますお気を付けて」」
あの後、
ソクジンさんは若干の引いた目をしたものの
事務所での寝泊りを許可してくれた。
キッチンにシャワーに仮眠ベッドが2つとは。
TH「なんか最初っからお世話になっちゃったね」
「ソクジンさんには一生頭が上がりません…」
TH「でもAちゃんも、ありがとうね」
「…いえ、私は何もしていないですよ」
TH「え〜?コンビニで助けてくれたし、
僕をここまで連れてきてくれたでしょ?
なんか今すごく楽しいよ。だから、ありがとう。」
「……こちらこそ、ありがとうございます」
TH「あはは、なんか照れる〜」
そう言いながら奥へ行ったテヒョンさん
なんか、なんだろう。
言葉では表せられない暖かい感情が、
胸の奥からぐわっとやって来た気がした。
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TH「歳は?」
「23です。」
TH「タメじゃん、テヒョンって呼んでよ」
「分かりました」
TH「Aちゃんはさ…うーんなんか遠いな。
Aって呼んでもいい?」
「いいですよ」
TH「僕は星を見るのが好きなんだ〜Aは?」
「勉強…しかしてこなかったです」
TH「本当に?かっこいいね」
「そうですか?」
TH「うん。とっても」
夜、間を開けて並ぶベッドに横になって
テヒョンさんと初めて、ちゃんと話した。
たわいもない話、ぽつぽつと話す声。
それでも、私にとっては初めてのことだった。
「テヒョン、私と、友達になってくれませんか」
TH「…友達?」
「はい。初めてこんなに人と話しました」
TH「……Aはさ、これから沢山の人達とさ、
それこそ数え切れないくらいの。出会っていくよ
それでも、僕の側にいてくれる?」
「…いますよ。側にいます。むしろ私こそ
側にいて良いんですかって思いますが」
TH「うん……じゃあ、約束ね。
僕たち、支え合おう。それじゃあA、おやすみ」
「…はい。おやすみなさいテヒョン」
最後にポツリと柔らかい声が聞こえた
でも少し、寂しそうな声
テヒョンを大事にしよう、そう思った夏の夜だった。
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にりっとん(プロフ) - hirotdmさん» うわあ!ありがとうございます!!そう言って頂けると凄く嬉しいです^ ^!! (2020年10月14日 22時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - 更新待ってました!ちよっとブラック気味なテヒョンが待ち遠しかったです。 (2020年10月14日 21時) (レス) id: ea4210145d (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - ヨシ子さん» ありがとうございます…!好きと言ってもらえるとは…とても嬉しいです( ; ; )更新頑張りますね! (2020年8月16日 19時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ子(プロフ) - わあ…すっごく好きなお話に出会えました…!これからも応援しております〜!(^^) (2020年8月16日 16時) (レス) id: b34db0bca5 (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - Ruluさん» ありがとうございます( ; ; )Rulu様のコメントが励みとなっております。頑張らせて頂きます!!!! (2020年8月10日 22時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にりっとん | 作成日時:2020年8月10日 18時